天空放射

こんにちは。

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株式会社MXエンジニアリングの湊です。

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《《《2022年6月14日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第326号》》》

天空放射と散乱日射

この世の中はGoogle先生が全て教えてくれます。

先日、建築の学者がお話になっていたのですが、この言葉がわかりませんでした。

天空放射

天空率というのはたまに聞きますよね。北側斜面による高さ制限がかかる場合に、建物の高さを調整するものです。

何でもかんでも北側斜線に影響されてない、設計の自由度を上げるために使います。

今回の天空放射は、天空という言葉が使われていますが、天空率とは関係がありません。

天空放射とは、散乱日射とほぼ同じものだという事です。

散乱日射とは、直接日射と違って、太陽が地球に降り注ぐエネルギーが大気中の雲やチリなどに反射して、地表に届くエネルギーのことになります。

散乱日射と直接日射を併せて、全天日射といいまして、この数値が地表では1.0kw/平米のエネルギーが注がれます。

なお、直接日射と散乱日射の割合は晴れの日と、曇りの日では違っていまして、晴れの日は80%前後が直接日射になります。

当たり前といえば、当たり前です。

太陽定数は大気圏外のエネルギー

ちなみに、以前計算に使っていた太陽定数という数値があります。

世界気象機関が採用しているのが、太陽定数1,367w/平米という数値です。

簡易的に、1.4kw/平米としています。

この数値は、大気圏外の太陽からのエネルギーです。

これが地表に届くまでに散乱されたりしながら、地表届いて届いたときには、1.0kw/平米になっているということです。

つまりおよそ350w/平米程度のエネルギーは大気中に食われるということになります。

この熱エネルギーが、地球温暖化の元になっている訳です。

ちなみに、宇宙は真空でほとんど絶対零度です。絶対零度は、マイナス273度でして、全ての元素の動きが止まる状態になります。

宇宙空間では、真空ですから太陽が当たるところは温度がすぐに数百度ぐらいになってしまいます。そして、日が当たらない所は、絶対零度に近くなります。

地球の表面の気温マイナス10度~50度程度の温度という微妙な温度というのは、実は宇宙的に見てもほとんど例がないぐらい絶妙なバランスに成り立っているんですね。

今日はちょっと物理の授業みたいな内容になってしまいましたがたまには良いですかね。

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Posted by 湊 洋一