夏の床の結露
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年7月8日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第350》》》
夏の床は結露するか
昨日のブログを書いていて、ふと疑問に思いました。
夏の床って結露するのかな?
昨日は何気なく、結露すると書いてしましましたが、本当か?と疑問に思ったので検証してみます。
結露する温度のことを露点温度といいます。
そのことをちょっと調べたくなりました。
昨日の条件で、東京の8月の平均気温 27.9度で、相対湿度が75%の時に露点温度を調べてみました。
この時使ったのは、下記のサイトを使いました。
変なソフトを入れるとウイルスも呼んじゃいますからね。
さて、気温27.9度、相対湿度75%での露点は、23.1度でした。
これは、現在、27.9度で75%の空気を23度まで冷やすと結露するというものです。
でも、28度ぐらいの空気をエアコンを使って23度に冷やすというのは普通に起きています。
設定温度が25度ぐらいの場合は、吹き出し口の温度は16度ぐらいです。
その空気が重いので、落ちてくれば、当然ながら23度ぐらいになった床に落ちます。
そうなると、床が結露するという訳ですね。
結露させないためには?
では、結露させないためには、どうすれば良いのでしょうか?
2つ考えられます。
1つは、結露しない程度に湿度を下げる
もう一つは、床の温度を上げる
というものです。
1つめは、室温27.9度を相対湿度を50%にすると、露点は、16.5度になります。
この時の絶対湿度は、14.2g/立米程度。
こうなると床が結露することはなくなります。
もう一つは、床の温度を上げることですが、16度の空気が落ちてきても、床が23度を下回らなければ露点には到達しないということで、例えば、畳などの保温性の高い税量で床が構成されていると、結露しにくくなります。
まとめ
このように日常のふとした現象は、熱力学を理解するとだいたい解りますので、是非このような頭の体操に付き合って貰えればいと思います。
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