基礎からの太陽光パネル 2

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今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。

《《《2022年8月6日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第379号》》》

高騰する太陽光パネル

コロナ禍をいち早く抜けた欧米の経済が比較的活況だった事に加えて、コロナ禍での需要の低迷からサプライチェーンが減産を行っていた事、更には、ロシアによるウクライナ侵攻もあり、世界的に資源価格が高騰しました。

住宅業界ではウッドショックと呼ばれていますが、それ以外にもアイアンショック、半導体ショックなど至る所で、素材不足、材料不足がいわれています。

その結果として、様々な建築資材が高騰しました。

工務店の方々にとって、最近のメーカーからの訪問で、値上げの話が出ない方が珍しくないのかもしれません。

その後、米国での金利上昇が起こってインフレ対策が始まると、米国での住宅の建設が止まって、ウッドショックはとりあえず収まりつつあります。

米国の先物価格が低下したので、それが日本に波及するのには、およそ半年ぐらいはかかるでしょう。早くて10月、遅くとも2023年3月ぐらいまでには、木材価格は元々の価格の15%UPぐらいで落ち着くのではないか?と思います。

半導体不足も徐々に改善し始めているので、来年の春までには値上がりの影響はかなり小さくなるのではないかと思っています。

このような背景にあって、太陽光パネルも高騰しています。

2019年頃は、超大口需要家の購入単価は、kwhあたり7万円を切って、6万円台で推移していたのが、現在は8万円台だそうです。

これは、中国メーカーの単価で、国産だともっと高いのですが、それも値上がりしている様ですね。

国産メーカーと海外品

太陽光パネルには、世界の大きな市場と日本国内の市場があります。

そのどちらがいいのか?というのは昔から良く聞かれてきましたが、現状の話をすると、中国メーカーでも日本メーカーに比べてそれほど品質の差は無いといえるようです。

10年程までは日本メーカーの方が明らかに品質が良かったのですが、日本メーカーは市場が大きくならなかったために、生産量に限りがあります。そのため、世界市場で勝ち抜いた中国メーカーの品質がかなり上がってきています。

10年以上前だと、日本製品は5kwhを乗せると6kwhと狙いよりも多く発電していたそうですが、今では両者の差はほとんど無いというレベルになっています。

そのため、消費者であるお客様が特段希望されない場合は中国メーカーで全く問題がありません。

その方が資金回収も早くなります。

それにはこんな訳があります。明日は、太陽光パネルの市場について簡単にお伝えします。

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Posted by 湊 洋一