断熱とエネルギーの関係に迫る!《ソフトウエア編》
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。 さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
2021年7月18日の断熱ブログ13号目
断熱とエネルギーの関係についてお伝えします。今日は4回目です。 良かったら前の号からおよみください。
前号では冷暖房負荷を左右する4つの要因についてお伝えしました。もっと詳しく教えて欲しいという方はじっくりお伝えします。
基本的に全ての文章は湊が自分で調べたり確認しながら書いておりますので、もし間違えを見つけたら優しく教えてくださいね。絶対間違えがないといいきれないとことが専門の研究者でない所です。
今日は、本当に細かい小難しい理論なんか解らなくても、簡単に建物の電気代を出すことができないのだろうか?
ということで、ソフトウエアの紹介をさせて貰います。今日はそのためあまり詳しい説明はしません。わりと短めでございます。
簡単に算出するソフト
間取りと仕様をいれたら簡単に冷暖房負荷を計算して、更に電気代のシミュレーションまでやって貰えると、お客様にプレゼンテーションができます。
なんといってもとてもプロっぽい。
工務店さんという仕事は、実は建物そのものが見せ場なのであまり光熱費的な部分でプレゼンをする事がありませんでした。
ところが今は良いソフトウエアが沢山出ています。沢山出過ぎて迷う所ですが、できるだけ沢山書いたので比較検討してみてください。
では簡単に各社のソフトをご紹介させてもらいます。
ホームズ君 省エネ診断エキスパート
当社はこのソフトウエアを使っています。
松尾設計室の松尾先生もいつも使っているのはこれです。
価格も比較的安価です。 利用制限はありますが、使用感をつかめる無料ソフトもありますのでダウンロードして使ってみてください。
建物燃費ナビ
パッシブハウスジャパンさんの認定ソフトがこれです。
これも良い物だということですが、当社では使ったことがありません。
無料でしばらく使えるので、無料使用をトライください。 非常に細かいシミュレーションができる反面、ちょっと入力が大変だということらしいですね。でも、無料で使えるでもソフトがあるので本当にそうか確認して頂ければと思います。
ENARGY ZOO
エコ住宅の世界ではとても著名な野池政宏さんが開発のサポートをされたソフトです。
これも比較的安価ですよね。
お客様向けのプレゼン資料には動物があしらわれていたりして可愛いです。
ただ、これは好き好きかなと思います。
これも、使ったことがないので中身は良く解りません。 問い合わせも充実していますし、セミナーも多数開催されているので聞いてみると良いかもしれませんね。
キューペックス QPEX
http://shinjukyo-chubutokai.com/high_thermal_insulation/qpex/
これは基本的に新住協という工務店の会員向けのソフトのようですが、室蘭工業大学の鎌田先生が監修して完成させたソフトウエアです。
仕様画面がネットに出ていなかったので画像は割愛しますね。
新住協というのは、仙台に本部があるエコ住宅を作っている工務店さんによる会員組織です。
正式名称は、一般社団法人新木造住宅技術研究協議会といいます。
とても真面目にエコ住宅に取り組まれていますね。
日本のエコ住宅の草分け的な存在です。
このほかには、高級なCADにはこれらの機能が組み込まれているようです。
福井コンピュータのアーキトレンド等は温熱のオプションを選んでいただければ、光熱費の計算なんかは自動でやってくれます。
ただしCADそのものはかなり高額なので、このためにわざわざ導入する必要があるかなと思います。
既にアーキトレンドなどの高級CADを導入されている方は、わざわざこのようなプレゼン用のソフトを買わなくても良いですよね。 明日は、総合版としてホームズ君を使ったシミュレーション結果を解説します。
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