ウレタン価格の高騰
こんにちは。
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年3月9日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第232号》》》
原価構成
本当に毎日値上げのニュースです。
現在、当社はウレタンの施工販売を行っていますが、ウレタンの原液は去年の9月以降に3回の値上げが行われました。現在、その3回目の値上げ交渉が行われています。
原液に関しては、過去には上昇して、値下げ、実質的な値上げが断続的に行われていて、本当にコストアップが激しいのが現状です。
今週も、施工業者と原液メーカーの会合では、多くの施工業者から廃業せざるを得ないという厳しい発言が相次ぎました。
ウレタンの原液メーカーというのは、本当の基本化学物質を作る企業というよりも、原材料をブレンドして、2液の原料を施工業者供給する会社を指します。
いずれにしても石油化学製品ですから、原油からの加工品になりますが、ある意味、扱いやすくて、高性能な材料というのは、本来は貴重なのですが、現場の考え方で安く放置されてきたのかもしれません。
100倍発泡ウレタンでの施工の場合は、分譲住宅は1棟あたり30万円前後での施工です。
この内訳は、施工会社の収益が5万円前後、交通費と職人への支払いが5~7万円、原液は建物の大きさにもよりますが10~18万円前後でしょうか。
この原液が値上がりしていっています。
原液の値上がり
日本アクアさんが、工事業者から逃げられているので、仕事量が大幅に減っているという話は、昨年末からよく聞くようになってきました。
これは、この原液を大幅に値上げしたそうです。
ところが、お客様への販売価格を余りあげていないので、施工業者の手残りがほとんど無くなったという事でした。
今時は職人のコストもカットできないので、今後ウレタンの価格は現状の原油価格がこのまま推移していけば、確実に2倍、3倍になっていきます。
そうすると、職人、施工会社の手残りの値上げが一切無くても、1棟あたりの施工費用は、現状の20万円台後半から、40万円近くまで値上がりしてくることになります。
もちろんその他の断熱材も値上がりしていますが、ウレタン業界全体としてはシュリンクして行くのかなと思っています。
当社も情勢を見ながら4月以降の値上がりに着手せざるを得ない名と考えています。
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