意外に知られていない昔の断熱
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年8月16日の断熱ブログ第41号》》》
たった40年前の断熱
先日のお客様と会話しているとこんなことをおっしゃっていました。
『現在、わが家は築32年。
畳の部屋の床は無断熱です。
そんな家があるのかと知った時は衝撃的でした。
父は当時、「気密断熱なんて世間で言われてなかった。
一般的な大工だとこういう家が多かった」と言っていました。
無知だっただけでは?と疑ってしまいます。
壁はグラスウールだけど、壁が薄いので多分ペラペラです。
そしてよりによって家族団欒するお部屋が、シートがズレていたようで雨漏りもしました。何を思ったのか、見た目重視したのか、勉強不足なのか、我が家の屋根は複雑そうに見えるので雨漏りリスクも高かったのだと思います。
もし予算が無理なら今の寒くて暑い家のまま、軽くリフォームして生涯頑張ろうと思います。雨漏りした家には軽いリフォームであと何年住めるんでしょうか。
でもリフォームするくらいなら、新築で小さくてもいいから暖かいお家に住みたいです。
断熱リフォームは高そうなイメージです。』
30年前の住宅は、皆さんご存知の通り本州ではまだまだ無断熱住宅が多かったです。
これを今の気密断熱と比べる方が無理なのです。
お客様はそんなの当たり前だと思っている
お客様は基本的に、新築の家は暖かくて快適なのが当たり前だと思っています。
そして、そこそこの断熱レベルが有るのが当然で、ないのは理不尽だと思っています。
我々から見ると、意外かもしれませんが、どんな家を建ててもまともな家が建つとお客様は勝手に思っています。
それはそうです。
4等級の家を建てている会社も高気密高断熱といっていますし、HEAT20のG2以上が標準の会社も高気密高断熱といっています。
言葉が同じであれば、同じようなものだと思っても仕方がありません。
この差を正確に伝えるのは、私のような断熱屋の責任かも知れませんが、皆さんの責任でも有ると思います。
どのように伝えれば良いのか?
そのあたりはまた別の機会にお伝えして行きたいと思います。
少なくとも、このような直線上にあるということをなるべく多くの機会で多くの人にお伝えいただければと思います。
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