ローコスト住宅の終焉
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年4月4日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第257号》》》
ローコスト住宅は売れない
ご存知の様に沢山のローコスト住宅を売っている会社が苦しんでいます。
それには、2つの要因があるのです。それは?
- 建材の高騰
- 建売住宅の増加と超ローコストの台頭
この2つです。
建材の高騰は、皆さんが実際に体験されていると思いますが。現在多くの工務店が販売価格を300万円以上上げています。秀光ビルドも坪5万円上げているそうです。つまり、おおよそ500万円の販売価格がUPしているという事になります。
これは住宅ローンにすると2万円ほどですから、月に8万円の住宅ローンが10万円になるという計算です。土地が坪15万円で、おおよそ800万円だとすると更に1~2万円上がる計算になりますので、家賃に比べると5万円以上UPするという会社も多いのではないでしょうか。
これだと完全に客層が変わりますね。
更に、それに対抗して建売住宅が増えて、飯田産業グループ、秀光ビルドなどの坪40万円程度の会社も沢山現れました。
最近は建売住宅も厳しくて、販売価格を上げる代わりに、サイズを小さくして対応しているようですが。でも、安い住宅がいい方は建売の方がてっとり早いですからね。
ローコストから脱出するには
ローコスト住宅から脱出するには、売値を上げるしかありません。
売値を上げるには今のところ2つの方向性しか残っていません。
- 高性能住宅
- デザイン住宅
この2つです。デザイン住宅はハードルが比較的高いです。
そもそもデザインとは何だと?という部分もありますが、キレイなデザイン、カッコイイ住宅を建てられるのであれば、それはそれで注目を集めやすいです。
確実に売れます。
ですが、誰でもできないので、デザイン住宅を手がける会社はまだ少ないというのはありますね。
そして、高性能住宅ですが、これはUA値でいえば、0.45程度が最低水準で、できればUA値が0.2台の家を建てて欲しいです。
つまり、6地域以南であれば、HEAT20のG2が最低線で、できればG3が狙える水準で考えて下さい。
でないと、大手との差別化や他の工務店との差別化ができません。
ということで、今年後半から来年にかけてはUA値0.3以下の住宅が降るんじゃないかなと思っています。
そのようにして、ローコスト住宅を脱出しないと生き残り合戦は始まっています。
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