断熱等級7のススメ 4
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年9月11日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第410号》》》
快適というのは、売り物になるか?
エコ住宅というと、快適性が高いと書かれている、HPをちょくちょく見かけます。
快適性というのは、非常に抽象的な概念です。
ある人は、暑いという温度帯を、ある人はちょうどいいといいます。
非常に官能的というか、個人感覚にばらつきが大きいというのが印象です。
それを、数値で表そうとしたのが、ISOにも採用されているPMVを使います。
下記に過去のブログのリンクを張っておきました。
この指標だと全体でどのぐらいの人が暑いといって、どのぐらいの人が快適というかが解ります。
ですが、昨日書いた間欠局所冷暖房では、いくら快適にしても、建物中に寒すぎるとか、暑すぎる部分が残ります。
そうなると、そこで不調を訴える人が出てきます。
つまり、PMVが適用されるのは、24時間、どの部屋でもある程度の範囲に入れないと意味が無いことになります。
そこから導かれる健康
WHOの勧告で、建物の室温を18度以下にしてはいけないという勧告があります。
この勧告の意味は、人間が住んでいる部屋だけでは無く、全部の部屋を18度にする事が必要だというわけです。
これは、日本人はあまり論じませんが、かなり難易度が高いことです。
それは、日本の住宅のスタンダードが、間欠局所暖房だからです。
全館空調であれば、リビングが20度を超えてくれば、寒い部屋でも精々18度になると思えますが、間欠局所暖房だと、当然廊下は寒く、脱衣所は寒く、トイレはもっと寒いです。
そんな住宅が普通なので、誰も文句を言いませんが、断熱等級7が主流になれば、誰も寒い家には住まなくなります。
これまで無断熱に近いセンベイグラスウールの家に住んでいたので、断熱等級4でも暖かいと感じた人が、断熱等級7に住み替えると、何もかもが違うという感想を持つのは当然のことでしょうね。
明日は、その結果どうなるのか?という資料を国土交通省の資料からお伝えして行きます。
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