2022年4月から断熱等級5がスタート
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年4月1日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第254号》》》
◆断熱等級5
先日、断熱等級6と7が告示されたと書きました。
で、疑問に思っていたのは、断熱等級5のことなんです。
というのも、2022年3月末までの断熱の最高等級は断熱等級4ですよね。
一次エネルギー消費等級での等級5というのは既にあったのですが、断熱等級5というのはありませんでした。
で見ていたら。。。
なんと、今日から断熱等級5と一次エネルギー消費等級6が制定されていました。
全然話題にならないので、危うくスルーするところでした。
基準を改めて見てみると、ZEHを国土交通省として追認したという感じですね。
僕が各地でセミナーをさせていただいている時には、断熱等級4までが、国土交通省基準で、ZEHは経済産業省基準だという説明をしてきましたが、今回の制度は国土交通省としてのZEH基準の追認という要素があるのですね。
つまり、5-7地域でUA値は0.6になります。この一次エネルギー消費量等級6というのは、4等級に比べて20%削減という意味です。これば、BELSの5★(★★★★★)と同じ意味ですね。BELSも実は矛盾だらけで、住宅だと20%削減で5★なんですが、ビルだと40%削減しないと5★にならないのです。これもおかしいなと思っています。
国土交通省の方針変更
国土交通省は、これまで規制省庁としての最低基準の設置を旨としてきました。
つまり、誰でもできる、それを逸脱したら流石に不味いという基準を出してきました。
ところが、カーボンニュートラルを達成するためには先導的な基準を掲げる必要が出てきたという事でしょう。
国土交通省が、規制省庁から先導的な基準を示し省庁に変わったということになります。
これはいつはかなりエポックメイキングなのことなのですが、このような省庁の性格変貌なども時代の要請なんでしょうね。
時代とともに省庁のあり方も変わっていかないといけないというのは、これからの住宅行政にも見られるようになるのではないかなと思っています。
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