エアコンの台数 河野太郎議員のツイートが波紋
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今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年4月2日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第255号》》》
河野太郎元大臣のTwitter
河野太郎という国会議員は、とても人気があります。
昨年の自民党総裁選では、岸田首相と決選投票まで行きました。また、ワクチン担当大臣としては1日100万人のワクチン接種などに貢献しましたし、住宅の省エネ化も国土交通省の役人とYouTube上で激しい論戦を行いました。論戦といっても、河野大臣(当時)が菅内閣のカーボンニュートラルを受けてのかなりの強行的な発言でした。
そのお陰で国土交通省の方針転換が比較的スムーズに行われたと思っています。
ただし、中国への新和的な発言に危うさはあるのですが、でも役人を動かす力は見せつけました。
彼はTwitterでの情報発信でも有名です。現在、245万人のフォロワーがいらっしゃいます。
その彼が先日、こんなリツイートをしました。
内容は東大の前准教授の自民党へのレクチャーに対して、河野元大臣がエアコン乗数表示は時代遅れだという発言です。
この発言そのものは至極もっともで1960年代のエアコンの乗数表示の基準をそのまま現代住宅に当てはめるのはおかしいというのは、前准教授のみならず、家づくりに携わる人がおしなべて同じ印象を持っています。
ただし、ほとんどの人が解らないのはどうすれば良いのか?ということで、それは専門家が考えて欲しいのですが、今のままでは不味いと思います。
ところが、これが話題になっていました。
例えば、こんなリツイートがついていました。
実際のエアコンを取り付ける業者さんの発言ですが、河野元大臣の問題提起を全否定するものではありませんが、6畳用エアコンで建物全体が冷暖房できる問いのは懐疑的なご意見です。
おっしゃることは理解できますが、前准教授の見解に間接的に疑問を投げかけているように見えます。この件に関しては、前先生の方が正しいわけです。
まあ、今までならエアコンの専門家が懐疑的だといっているのだからといって有耶無耶になっていたことですが、最近は詳しい素人が数多く誕生しています。
エアコンはどのサイズで、何台いるか?
では、エアコンはどのサイズで何台取り付けると良いのでしょうか。
このあたりは、別な項目でブログを書いていますが、簡単におさらいするとこうなります。
年間冷暖房負荷kwh/平米・年にのべ床を書けるとおおよその建物全体の冷暖房負荷がでます。
ちなみに、ドイツのパッシブハウスは、15hwh/平米・年となっています。100平米の建物だと、暖房負荷も冷房負荷も1500kwh/年以下ですから、暖房の場合は1日10時間の暖房で年間に5ヶ月暖房するとすれば、1時間あたりの必要容量はこうなります。
1500÷(5ヶ月x30日x10時間)=1kw
つまり、6畳用エアコン1台の半分ぐらいが年間の負荷になるわけです。これだとエアコン1台でも充分に冷暖房が可能です。
ちなみに、断熱等級4の場合は、建築研究所が定める暖房負荷は、120kwh/平米・年となっていますので、性能で木には約8倍の開きがあります。
つまり、エアコンの必要台数は、冷暖房負荷をきちんと計算しないと解らないのです。
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