矛盾だらけの住宅業界

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。

《《《2022年3月2日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第225号》》》

矛盾する仕様

矛盾する事ってありますよね。

例えば、広い空間と耐震性能って、ある程度矛盾する事なのは、ご理解いただけるでしょうか?

5メートル四方のリビングで、その間に一切柱がというのは、構造的に結構厳しくなります。鉄骨なら問題無いでしょうが、5P(4550ミリ)飛ばすとかなり梁が大断面になります。

同様に、断熱性能はある程度壁が厚くなります。

薄い壁の高断熱住宅というのはVIP(真空断熱材)を入れれば可能ですが、実際は見かけ上の性能が出にくいですね。VIPそのものの性能は良いのですが、どうしても柱、間柱の部分が熱橋になります。

材料上の制約や設計上の制約、構造上の制約というのがどうしても起きます。

そのため、それを回避するための工夫が必要になります。

当たり前と言えば、当たり前ですが、例えば初めて外張り断熱を施工する工務店さんは慎重になるのは十分に理解ができます。

住宅市場の矛盾

更に、この間の設計のセミナーで聞いていて思ったのですが、デザインというのもどんどん厳しくなってきていますね。

というのは、これまでデザイン性で優れた会社というのは、東京や大阪など限られたエリアでしか存在しませんでした。

しかし、長野のサンプロさん、愛媛のコラボハウスさんなど、有名なところでなくても、小さな工務店でデザイン性に優れている会社というのがどんどん出てきています。

そして、ある程度予算があるお客様はどんどんそちらに流れて行きます。これからの工務店の住宅は、ある程度以上の性能を保証していますからなおさらですよね。

予算のないお客様は、建売住宅を買うパターンも増えてきました。ちょっとオシャレな建売住宅というのが激増しています。もちろん、性能は全然大したことがありません。4等級ぐらいの住宅が当たり前になっています。

ですが、安いのでどんどん売れます。この5年で建売住宅の割合が急増しました。

工務店は、そのデザイン+ちょっと高性能住宅の住宅会社と、建売住宅の不動産屋に上と下から挟み撃ちになっています。

ですから、WEBも、写真も、デザインも、価格も中途半端だと苦しくなる工務店がとても増えてきました。

人柄も良い、現場もキレイな工務店は、どの方向に進むべきなのかなと思っています。

個人的には、G2~G3グレードのエコ住宅で、デザイン住宅とまでは行かないけれど、オシャレな住宅というのが最終地点かなと思っていますが。

経営者だけではなく、設計者としての技術向上が不可欠なのではないかなと思っています。

当社として何ができるか?これを突き詰めて行きたいと思っています。

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    Posted by 湊 洋一