高くなる建材の原因
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年3月29日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第251号》》》
◆建材が上がっています
建材が上がっていますよね。2022年は1月から4月まで価格が上がり続けています。
また、何かが値上げというのが連続しています。
当社もウレタンを吹いていますが、その原料が高騰しています。
理由は単純に2つです。
1つは、原油価格の高騰。
これは、ご存知の様に輸送費にも影響を与えて、原料費にも影響を与えます。
特に輸送費への影響は大きくて、海外からの船賃も高い。更に、国内輸送費も高くなります。
もう1つは、為替の問題。
現在のドル円は1ドル125円というほぼこの10年お目にかかっていないほどの円安です。
理由はいくつかありますが、最大のものは金利差ですね。
日本は日銀が金利の方向性を決めているのですが、国債の購入金利を低く誘導しています。そのために、金利が上がっている米国、欧州に比べて日本円が安くなります。
どの通貨も金利が高いと買われるので高くなります。
これは、金融不安の時は逆の現象が起きます。だって、ロシアのルーブルの金利は現在20%程度。年利ですが、それでもルーブルは下がっています。
理由は、現在の国際金融が動かすお金は政府が動かすお金の20倍以上大きい金額を動かしています。
つまり、いわゆる金融機関やファンドなどのお金の流通量は、中央銀行全体が動かすお金よりも10倍以上大きいために他なりません。
この2つが絡み合って、原材料が上がり、建材が上がっていっているのです。
◆更に追い打ちをかける少子化、低成長
最近どんどん表に出てきているのは、日本の他国に比べて著しく低い成長率です。
これは、我々選挙民が何も言わないから、というのと日本のマスコミが流す低成長は現在の日本では仕方が無いんだというメッセージを信じている我々がすべての元凶です。
実は経済というのは人口構成などに関係なく、きちんと成長するものです。
ところが、デフレになるときちんと脱出のための手段を講じないのと、対策が長引くのです。
ということで、デフレを放置しすぎて現在の低成長を招いているともいえますね。
その上に、少子化で人口減少がもう目の前に迫っています。
現状を放置すると、日本経済が取り返しがつかない繰り弱くなります。
国力も落ちますし、防衛力も生産力もどんどん落ちていきます。
物価高よりもそれが怖いですね。更に、日本は成長しないと他国から思われると、日本との取引を忌避するという売り手も現れます。
これが、建材だけの更なる原因にもなってきていますね。
これに対抗するためには、日本経済を成長させて、少子化を止める以外にないのですが、どうにも政府は本気度が低いように見えてしまいます。ちょっと今日は愚痴を書いてしまいました。お目汚しご容赦ください。
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