夏のエアコンは除湿を考えないと
こんにちは。
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株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年3月18日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第240号》》》
夏のエアコンの使い方
夏のエアコンは連続運転がお得という事を書きました。
これは、電気代、エネルギーという点では、間欠運転と連続運転の差がほとんど無いためにそう書いています。
どういうことかといえば、連続運転の方がエネルギーが小さくなる場合と、大きくなる場合があります。
ZEH以下の性能の家は、確実に連続運転には向きません。HEAT20のG2グレード以上の住宅にすると、初めて連続運転と間欠運転の差がほとんど無くなります。
これは、連続運転の場合はずーっとエアコンは回っているのですが、コンプレッサーといって冷気を生み出すための圧縮機はほとんど動きません。ファンがずーっと動いているだけです。
理由は、室温が特に夜はほとんど上がらないので、送風状態で回っているだけです。この場合は消費電力が30w以下ですから、1kwhが30円になっても1円程度です。
昼間は太陽があるために外気温が高くなるのでどうしてもコンプレッサーが動きます。この場合は2.2kwh程度の6畳用とか8畳用のエアコンがフルパワーで動いて1時間に70~120円程度の電気代がかかります。
これが、午前10時から午後6時ぐらいまで続くので。1時間80円として、8時間ですが640円。これが30日だとそれだけで1.8万円ぐらいになります。
良く夏場の冷房費のシミュレーションが3千円とか5千円とかになるのは、きちんと日射遮蔽を考えているカラです。
太陽光が家の中に差し込まないと冷房費だけで1万円以上かかることはごくごく希になります。
夏のエアコンで除湿
夏の快適性を担保するために必要なことはもう一つあります。
それが、除湿ですよね。
除湿に関しては、色々計算してみましたし、有識者に聞いてもみましたが、エアコンの除湿量が一番多いです。
一番安く、一番大量に除湿できます。
除湿の仕組みは簡単で、結露を起こすことです。
冬の結露は嫌がられますが、夏のエアコン内部での結露は積極的に起こして除湿しないといけません。
ですから、夏の前にエアコン内部から配水管の点検をしておいてもらうと良いです。
結露水がエアコン内部にたまるとそれだけで屋内の湿度が上がる原因になりますから。
どのぐらい除湿できるか?といえば、夏の天気が外気温35度で湿度が70%倉ある場合もあります。この時の湿度量は1立米中に27g以上水分が存在します。
これが27度で、湿度60%になると、1立米中の湿度は15g前後になります。
つまり、12g以上の水分を空気中から結露させるという事になります。
のべ床が100平米の住宅で天井高さが2.5mの場合は、250立米の気積があります。これから1立米あたり12gの水蒸気を除去すると、3kgのみ図という事ですね。1リットルのペットボトルが3本分を3種換気だと、2時間で除湿する事になります。
夏のエアコンはこのためにあると入っても過言ではありません。
ですから、お客様にお伝えいただきたいのは、夏の夕方や夜に涼しくなるからといって窓を明けると屋外の湿度がどどっと!はいってきます。
せっかく除湿したのに台無しになりますから、気をつけてください。
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