電気代を下げる手段あれこれ 5
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年6月19日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第331号》》》
冷房費用+換気費用の削減
これは、当社が一番得意としている所です。
これまでも散々記事を書いてきましたので、このブログの一番上にある検索窓でエアコンなどで検索して貰えると、沢山の記事が見つかると思います。
冷暖房費の削減とありますが、冷房と暖房で分けて考えないといけません。
まずは、今は夏になってきていますから、冷房からいきましょうか。
冷房費用の削減のためには、3つの要素が必要です。
- 日射遮蔽
- 断熱
- 換気
基本これらをコントロールする以外にありません。
その前に冷房機器ですが、COP(APF)が一番良いのは、エアコンなので電気代を抑えるにはなるべく数値の高いエアコンを選んでください。
その上で、日射遮蔽とは太陽の光をシャットアウトする事です。
先日も『天空放射』で書きましたが、太陽光というのは太陽光に垂直面で平米あたり1kwhの熱を運んできます。屋根面が市場あたりますが、壁面、窓にもあたります。
壁と、屋根は断熱材が入っているので熱が屋内まで入り込みにくいです。
ただし、屋根の断熱がしっかりしていないと、屋根越しに太陽熱が入ってきます。そうすると夏は地獄で断熱材に蓄えられた熱が、じわじわと夜中天井部分を暖めますので、エアコンをいくら回しても屋根面が32度を超えると、熱が体に入り込みます。
人体は37度の熱源ですが、常に冷却が必要です。そのため、着衣表面は薄着でも32度ぐらいは有ります。2階の天井が33度を超えると、人体に向けて熱が入り込むのです。
そのため、屋根面の断熱はしっかりしてください。更にアルミシートや、アルミがついている通気部材などが有効です。
また、屋根面の色も重要で、できればシルバー系の色が良いと思います。黒かかなり濃い色だと、真夏の屋根は表面温度が70度近くまで上がる事もあります。
壁はそれほど長時間あたりませんし、断熱材があるのでそれほど気を遣わなくても大丈夫です。
問題は窓で、いくら遮熱Low-eを使っていても、太陽光の半分は熱として入ってきます。
内付けのブラインドなどは効果があるにはありますが、いった熱が屋内に入るので廃熱のためには。換気しないといけません。
換気すると外が暑いので、なんのための換気かわからなくなります。
そのため、外付けブラインドやシェードなどで太陽熱をシャットアウトする工夫が必ず必要です、窓サイズが0.8平米以上の窓には付けた方が無難です。
北免だから大丈夫、東面だから大丈夫とよく聞きますが、太陽は真夏は北東から上りますので、日の出は水平方向から北免、東面の窓にバッチリ光があたります。
そのため、引き違いでも大きめの窓は北免でも、隣地が日光さえぎってくれない限りはシェードを付けるべきだと思います。
これで断熱と日射遮蔽につていは語り終わりました。
機器選定
終わったのですが、機器選定について書いておきます。
というのは、エアコンの畳数表示が全く当てにならないからです。
ですので、必ず冷房負荷を計算して、適切な機械を選んでください。
常識では、定格付近が一番エコになるはずなのですが、定格の半分ぐらいが一番エコだと言っている人も新潟にいますね。
これはどちらが正しいのか調べてみたいと思っていますが、今はこの常識論を採用して、建物の冷房負荷の値付近の定格を持っているエアコンを選びましょう。
そして、除湿ですが、なるべく小さい機械をできるだけフィンを冷やす事で、大量の除湿効果が生まれるので、あまりオーバーサイズのエアコンを取り付けることには反対です。
夏の換気
最後に、換気の話をちょっと書いておきます。
夏の換気は、基本的に3種でも良いと思っています。理由は外気が35度、室温が27度ぐらいなので、差は8度。
この差であれば、エアコンで充分に冷やす事が可能です。
ですから、換気は無理して熱交換換気を入れなくても良いでしょう。
ただし、これから電気代が45円、50円と上がってきたら話は別です。
また、全熱の換気システムは、除湿の効果も期待できるので、その点は下手な除湿機を回すぐらいならエアコンを回して、除湿をして、全熱の熱交換システムで熱と湿度を交換するのはありかな?
ですが、実行で20万円以上のシステムは、元が取れませんから、20万円以下で探してみてください。
個人的には、パナか三菱かと思っていますが。。。
あ、当社はベントサンの代理店だった!忘れていました。ベントサンもいい機械です。ドイツではトップシェア!
また、メルマガも頑張って毎日書いています。お申し込みは下記からお願いいたします。