高性能住宅のWEBでの表現1
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年1月19日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第186号》》》
断熱性能が高い住宅をどう売るか?
断熱性能がいい住宅をどう表現して、どう売れば良いのでしょうか?
というのは、当然なんですが高性能住宅は高くなってしまいます。
だいたい、UA値0.45程度までは充填だけでカバーできますが、ua値0.4を切る性能が必要な場合は付加断熱が必要になります。
一般的な住宅の壁の面積が150~180平米だとすると、平米5千円程度はコストアップします。売値で7千円程でしょうか。その場合は。100万円ほどのUPになります。
これ以外にペアをトリプルにすると、住宅1棟まるごとで100万ほど上がるでしょうか。ちなみに、吐き出し以外のサイズの窓をトリプルにすると40~50万円ぐらいのコスをアップで収まります。
狙っているUA値によりますが、それも検討すると良いでしょう。
トータル売値で200万円~250万円は売値が上がってしまいます。
住宅ローンの支払いでは確実に、6千円前後上がります。
ただでさえ、建材の高騰で売値が上がっているので、できれば100万円でも下げたい気持ちは理解できます。
しかし、そうやっていては企業としては、あまり意味がありません。
やはり、他社がやっていないその先に性能を上げていかないと、今性能に興味が無くても、将来にがっかりされたくは無いと思います。
性能を上げると、光熱費が下がる
きちんとシミュレーションしてみると解りますが、当然ですが、性能を上げると光熱費が下がります。
そして、ある一定レベルぐらいまでは、性能が上がった分よりも、光熱費の削減部分が大きくなります。
つまり、住宅ローンの支払い単体よりも、住宅ローン+光熱費で考えると、全体の支払い額がきちんと下がるという構成ができます。
これには、2つの要素が影響されます。
それが、UA値と太陽光です。
今までも、北道路よりも南道路の方が若干地価が高い傾向にありました。これは南側に住宅が建たないからです。
つまり、南側の太陽光というのは重用されていた訳です。
それは、明るさという点だけだったかもしれません。ところが、現在の明るさよりも、太陽光エネルギーの方が重要であるという事になっています。
これは、太陽光パネルの発電に良いからという訳ではなく、太陽光の入射エネルギーが室温に与える影響が非常に大きくて、暖房費や冷房費に大きく影響を与えるからに他なりません。
もちろん、UA値をある程度上げると、暖房期間に建物が冷めにくくなります。
この両方を考えることで、光熱費シミュレーションが可能になります。
今回は具体的な計算結果を書きませんが、こんな傾向になることはご理解ください。
- 断熱等級4⇒G2にすると、一番光熱費とかかる建設コストのバランスが良い。
- 太陽光を取り入れると、冬の暖房費が下がる
- 太陽光を遮ると、夏の冷房費が下がる。
2番と、3番が全く矛盾していますが、既設によって考え方を変える必要があります。
これが自然エネルギーを生かした設計の基本です。
このあたりは、次回以降根拠をしっかり書いていきたいと思います。
これらの一連の検証をWEBに表現することで説得力を持ったWEBになります。
逆にいれば、流行っているからとUA値だけを上げる事には大して意味が無いといっても過言ではありません。
明日は具体的な表現を書いていきます。
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