断熱等級6と断熱等級7 3
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株式会社MXエンジニアングの湊です。
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《《《2022年10月20日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第449号》》》
◆断熱等級7
断熱等級7はどう考えたら良いでしょうか?
先日、東京大学の前先生に講演をお願いいたしましたが、前先生は断熱等級7は、今のところの到達点だとお話になっていました。
到達点というのは、仕様的にここが最終目的地で、2050年ぐらいまでもこの性能があれば、高性能住宅といってもいいのではないか?ということです。
つまり、今の時点ではそれ以上必要ないということです。
昨日書いた文章にあったように、断熱等級7の住宅では、最小限の空調で真冬で室温を22度以上に維持する事が可能であるということになります。
まあ、断熱等級4前後の家から比べると別世界ですね。
ただし、この断熱等級、夏はあまり影響がない事になります。
真夏には高性能住宅と、断熱等級4ぐらいの住宅は涼しさに差はありません。
どっちにしても、エアコンを回さないと暑くていられないのは同じです。
そして、断熱性能が高くても、低くても暑いのには変わりがありません。冷房費は断熱性能が良い方が若干低いですが、若干です。
これは夏冬の温度差に原因の1つがあります。
真冬は外気温が5度以下で、それを22度にするのに17度。24度にするのには19度温度を上げないといけません。
真夏は外気温が35度なのを、26度にすれば快適なので9度しか下げなくてもいいのです。
エアコンは室外機とエアコン本体を逆回転させるので、基本的に効率の差は温度差に直結します。
更に、外気温が下がるとエアコンは効率が下がりますからね。
だって、外に冷気を捨てて、その分屋内の室温を上げているわけですから。
断熱等級7の仕様
では、どうすれば断熱等級7になるでしょうか?
- 窓は全部トリプル
- 付加断熱を目一杯
- 基礎断熱、天井もできるだけ
こんな感じですね。
通常の使用がグラスウールか、100倍発泡のウレタンの場合は、外に100ミリぐらいの断熱材が必要になります。
計算してみないとなんともいえませんが、ネオマフォームや、Q1ボードなどどの高性能なボード系断熱材の場合は、50ミリとか、60ミリにすればクリアできると思います。
このあたりの相談は承りますので、いつでもご連絡くださいませ。
明日は空調計画の話を書いていきます。
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