日本がイギリスどころか韓国にも敗北
題号:日本がイギリスどころか韓国にも敗北
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
2021年7月25日の断熱ブログ第20号
オリンピックの競技がどんどん行われていますね。
日本ではあまり報道されないですが、実は海外からの
このオリンピックはそこそこ評判が良いみたいですね。
もちろん、賛否両論はありますが日本のオリンピックを
褒める海外の状況をTVでは報道しないですからね。
日本がイギリスに敗北
オリンピックといえば、24日のサッカー女子の予選が行われました。
結果は日本がイギリスに0対1で敗北しました。
見ていましたが、かなりしっかり守っていたのですが、
守備をこじ開けられた感じでしたね。
守ってばかりいては勝てないというのが残念でしたね。
カウンター以外攻め手が限られていた感じです。
スピードもイギリスの方が上でした。
実は、日本においてもイギリスにはかすりもしない、
大敗北をきっしている分野があります。
それが、住宅です。
イギリスの保険省からの勧告で、こんな基準が決まっています。
つまり、冬に室温が16度未満になる住宅は改修義務があるというわけです。
それに反して日本では、こんな勧告が毎年でています。
これは、毎年11月に消費者庁が出している勧告です。
もちろん、報道されないのでご存じない方がほとんどです。
お餅をのどに詰まらせないで欲しいという話と同時にこの10年近く毎年でているのです。
そして、実際にこんなに多くの方が亡くなっています。
なんと、交通事故死者数のおよそ2倍がお風呂で溺死しているのです。
このような現象を避けるためにイギリスは法律で建物の改修を定めました。
日本は自主努力で、消費者の施主と工務店の良心に委ねられているのが現状です。
本体は規制できないのであれば、もっと周知するべき事です。
コロナウィルスで亡くなった方は累計で1.5万人ほどです。
コロナウィルスはおよそ1年半ですから、コロナの半分ぐらいはお風呂で溺死している計算になります。
韓国にも敗北
そして、韓国にも中国にも敗北しているものがあります。
日本では、窓メーカー、工務店の良心と、消費者である施主の要望以外に窓に関する基準というのはほとんどありません。
もちろん、耐風圧といって、台風などに対する強風の基準はあります。そして、窓のU値といって、昨日も書きましたが窓の熱貫流率の数値というのはもちろんあります。
ですが、中国にも、韓国にも敵わないのが、窓の断熱基準なんです。
中国は南北に長いので、日本の北海道よりも北のエリアもあれば、沖縄よりも南のエリアもあります。
中国の基準は、寒いエリアに限られているのですが、例えば北京ではU値2.0w/m2K、上海では、2.5w/m2Kと決まっています。
https://www.vec.gr.jp/jmado/restriction/ch.pdf
北京は、日本の北海道に匹敵して、上海は福岡あたりと同じ様な気候風土ですが、この2.0w/m2Kというのは最低基準ですので、日本の樹脂ペアは基本的に駄目で、樹脂のトリプルサッシということになるわけです。
流石に、最近の北海道の注文住宅は、トリプルサッシにが主流になっていますね。
しかしながら、分譲住宅では、北海道でも樹脂ペアサッシになっています。
福岡あたりでは樹脂アルミのペアが普通に使われています。
日本の場合は、そもそも基準がないので、アルミサッシの1枚ガラスが使われていても行政は建築を認めるしかありません。
もちろん、建築確認申請時に見直す様に指導はあります。
でも憲法の財産権の問題で、個人が希望する事に行政が強いNGを出せないのです。
因みに、韓国の窓は、ソウルの戸建て最低基準は2.4w/㎡Kです。
この場合は、 日本のYKKPAのAPW330程度であればギリギリ合格です。
しかし、日本で販売している樹脂アルミのサッシは、ソウルでも北京でも売れません。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO78836460U4A021C1000000/
これは、日本の建築関係の研究者や、スーパー工務店と呼ばれるトップビルダーでは常識なんです。
ところが、中小零細の工務店さんの取り組みはかなり差があるのです。
お客様はここまでの知識がまだ無い方が多いですが、知っていて説明しない、対応しないというのは大いに問題があるのではないでしょうか。
日本の住宅が金メダルクラスになるのはかなり道のりが険しそうですね。
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