最強の断熱材・グラスウール
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
いよいよ梅雨明けですかね。
朝は奥さんがテレビをつけているのですが、まともなニュースはNHK以外やっていないんですね。
正直、芸能人がニュース番組に出てきて色々話をするのはあまり参考にならないですね。
もはや、ニュースではなくてショーなんですね。
子供はアニメか、テレビ以外はアマゾンかYouTube見てますからテレビの役目は終わったのでしょうかね。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
では、2021年7月12日の断熱ブログ7号目いってみよう!
今日は、グラスウールのお話をちょっと書いていきます。
でも、このテーマで面白い!と思わせるようなブログって書けるのでしょうか?チャレンジしますので読んでください!
グラスウールは、工務店の皆さんはおなじみの断熱材です。元々9割の断熱がグラスウールでしたが、どんどん割合が下がってきて現在は全体の半分強という感じのようです。
メーカーは、日本ではもうまともに作っているのは3社しかありません。
最大シェアがあるのは、MAG(マグ)と呼ばれるマグイゾベールです。色は黄色。フランスの巨大ガラス企業のサンゴバンという企業の1部門です。欧州の展示会に行くと巨大なスペースにグラスウール、ロックウール(ミネラルウールが正式名称)が展示されています。
次が旭ファイバーガラスで、アクリアという商品名です。色は白ですね。ここはタイガ-ボードで有名な吉野石膏の子会社になっています。この2社が2大巨頭でして、2社で全体の85%ぐらいのシェアになっていっています。
3社目が北海道、東北を中心にパラマウント硝子という会社が頑張っています。この会社の製品は可愛いピンクになっています。ちなみに、当社(MXエンジニアリング)は、このパラマウント硝子のグラスウールの代理店をやっています。
なんだか小さい会社(といっても当社に比べると巨大ですけど)って応援したくなりますよね。パラマウント使ってみたいという方は下記からお問い合わせください。
グラスウールの特徴は、とにかく安い!そして、長持ちするって事ですね。
ただし、長持ちするには条件があります。
グラスウールが乾燥している事。ただ、これだけです。
どうしてか?といえば、グラスウールはガラスを炉で溶かして、綿飴の要領でガラスを繊維状にしています。ガラスはご存じのように無機質なので、普通に置いておいて100年でも1000年でも保ちます。酸化したり、太陽光にもほとんど影響されません。
ただし、繊維が細いので、内部に入り込んだ水分がなかなか蒸発しないので、水分が止まっている間にカビが発生して、グズグズになってしまいます。こんな感じですね。
グラスウール内部のカビだけであれば致命的な問題にはならないのですが、水分は菌を繁殖させますので最終的に木材を腐らせることになります。
そのため、グラスウールの乾燥はとても大切です。そのため、グラスウールは、バッグに入った断熱材だという印象もあるくらいです。↓こんな感じです。
でもですね。建物って四角い部分だけではないので、断熱材がきちんと入らない部分が出てくるのです。そのため、最近は、生材(なまざい)といって裸の断熱材を壁の内側にいれて、シートで覆う工法が主流になってきています。
↓こんな感じですね。ここにシートを内側に貼ります。
そうすることで屋内からの湿度の移動を制限して、グラスウールの乾燥状態を維持できます。
これは、アクリア、マグ、パラマウントいずれも同じなので、アクリアだから大丈夫とか、マグだから問題無いということはありません。
なお、バッグ入りのグラスウールはチクチクする物が多く、大工さんが施工するのを嫌がるということもよく聞きましたが、生材で充填するグラスウールは、繊維が細いのでチクチクしません。
海外では、このグラスウールやロックウール(ミネラルウール)を外張り断熱にも使う工法が存在します。日本でも、新住協という団体が、グラスウールの外張りを熱心に取り組んでいます。http://shinjukyo.gr.jp/
当社(MXエンジニアリング)は、グラスウールを金属ブラケットで支える外張り断熱工法を提供しています。
この写真は、ガレージの外側の施行写真で、ちょっと解りにくいのですけれども、一般的に木さんでグラスウールを留める外断熱工法に比べて、工期が早く、安価で、数%年教の割が小さい等のメリットがあります。
これを使うとグラスウールを壁の内側と外側に10センチ(100ミリ)ずつ配して、20センチ(200ミリ)断熱が安くできます。
W断熱の内・外の両方の断熱材部分が材工で、80~100万円ぐらいでしょうか。もっとも、建物の大きさによって価格は変わりますが。
この外張り用のグラスウールは、脱脂を完全にしていないので、撥水性があるのも特徴です。そのため、少々の雨でも水をはじきます。
また、このように生材で充填するグラスウールは、繊維が細かいので昔の断熱材のようにチクチクしません。綿のようなさわり心地ですので安心です。
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