街の工務店を人気のデザイン工務店にするために必要な事
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。
今日はちょっと断熱からはなれて、住宅のプランの話を書いてみたいと思います。
《《《2021年9月11日の断熱ブログ第66号》》》
プランなんて、簡単と思っていませんか?
注文住宅の場合は、プランニングも一つの商品です。
ですので、お客様の要望の聞き取りに関しては、皆さんかなり真剣になるでしょう。
ただし、プランに必要な事ってどのご家族でもだいたい同じですよね。
たまに、趣味のがあるお客様は、書斎が欲しいとか、ホームシアター、自転車、釣りなどの展示スペースが必要なプランが要求される場合があるぐらいでしょうか。
おおよそ、家族構成-1人の個室+LDK、お風呂、洗面、トイレ(2カ所)、玄関+玄関収納が最低限必要で、これに収納がどこにどれだけいるか?更に、本棚やご家族の趣味のスペースがどれだけ必要かということになってきます。
重要ですが、一見簡単そうなので、不動産屋さんの営業担当者でもプランは作りますし、新人やインテリアコーディネーターに任せている会社もあるかもしれません。
でも、プランニングにはこんな要素が絡んでくると一気に複雑になっていきます。
- パッシブ設計
- 外観のデザイン
- 照明プランニング
外観のデザインは自社の宣伝材料
まずは、外観のデザインのところの話をしていきます。
会社によっては、住宅の大きさが決まったら、まずは外観のデザインを作り込むというところが有ります。
これは、経営陣がこの点を理解しているからです。
外観写真は、次のお客様を呼んでくる
皆さんの住宅の施工事例は、実際にWEBに掲載されて、それを見たお客様が、良いなと思って、ちょっと問い合わせてみようと思う原動力になります。
つまりは、文字通り看板商品になるわけです。
看板商品が、ダサいと、この会社はどの住宅もイマイチなんだろうと勝手に判断されて、お客様が問い合わせをしないという現象が起きてしまいます。
会社のロゴ以上に、建てている住宅の外観というのは重要です。
そして、ごまかしが利きませんので、是非とも外観に心血を注いで欲しいと思います。
そのためには、デザインのいい建物を見る。デザインのいい建物を触る。
これにつきますね。
レストランでいえば、三つ星シェフは、他の三つ星シェフの味を食べて盗みに行きます。生まれながらにして最高の調理人もいませんし、最高の設計者もいません。
デザインなんて気を配らなくても、自社は最高の住宅を建てているんだという社長のお話をうかがうことがありますが、それで受注が伸びている会社というのは見たことがありません。
水商売のホステスさんや、保険などの営業もやっぱり売れる人というのは見た目が凄い美人、ハンサムで無くても、清潔感と、デザインがいい洋服を着ています。外観というのは、トーク以上に重要です。
プランニングとデザインは、表裏一体です。
ここに窓をつけたいのに、納戸だとか、クローゼットだというのだと付けられません。
デザインから、プラン作りというのもとても大切な要素です。経営を左右させます。
パッシブ設計は、お客様の評判を呼ぶ
パッシブ設計というのは、主に日射と通風の管理を指します。もちろん、他の要素もありますが。
最近は地球温暖化のために、真夏と真冬の通風はまず考えなくても良くなっていますが、建築家という方々は通風がお好きですね。
9月の下旬から10月いっぱいは、通風があると気持ちが良い日が続きますが、一般的に秋の1ヶ月と、春の1ヶ月の年間2ヶ月だけが通風を考える季節ですが、それ以外はちょっと違うかなと思いますね。
日射は、本当に大切で、当社の様にシミュレーションを色々やっていると、室温の安定化と電気代の大幅な低減が、日射のコントロールによって達成が可能になります。外皮性能よりも重要な場合があります。
詳しくは、以前に書いたブログを読んでいただきたいのですが。
近いうちにいろんなシミュレーションをお伝えするようにします。
何れにしても、夏は窓から入ってくる太陽光を徹底的に、屋外で遮ると、冬は太陽光を徹底的に取り入れる設計をすれば、建物は快適になり、光熱費が下がってきます。
この点についても、しっかり理解する必要があります。
照明計画でお客様の満足度UP
最後に、照明計画ですね。ここをしっかりやっている工務店は受注が伸びています。
ポイントは、シーリングランプなど直接照明をなるべくを使わずに、所定の明るさを確保するということ。
更に、明るいところと暗いところのメリハリがきちんと作れればいうことなしです。
なので、これも勉強が必要です。わりとしっかりした先生がいた方が良いかもしれません。
書籍を1冊、2冊読んだぐらいでは上手になりません。
何れにしても、照明計画に限らず、社内にこの様な仕組みがあると良いですね。
- 必ず、設計者全員で、建てた家の反省会を行う
- どうすれば、その設計が安く、デザインをよく達成できるか話し合う
- 実際の図面を書いてみる
- 実行予算は確認しておく
- 次の住宅には、そのデザインを使ってみる
当社では、松尾設計室の松尾先生にお願いしてプラン講座をご用意しております。
ここでお伝えしたことは、プラン講座で行う内容の一部になりますので、ご期待下さい。
ロジックアーキテクチャーという熊本の会社が、5棟前後から10年以内に160棟に伸びた要因のうち、最重要なものがデザインだそうです。
年間2000万円ぐらいを、社員のデザイン教育に使って、設計者にとことんダメ出しをした結果として、受注が伸びたということです。
デザインというのは、やればやるほどどんどん良くなります。ちょっとコツをつかむと飛躍的にオシャレな家を建てられるようになりますので、是非とも参加ご検討下さいませ。
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