CO2削減の手段
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年3月11日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第234号》》》
地球温暖化を止める
ご存知のようにCOP26という会合で、2050年前のカーボンニュートラルが決まっています。日本もその条約に批准しています。
ちなみに、この条約というのは、外国との約束でして、これは日本国憲法の上に来る概念なんです。なので、条約については強制力があるものに関しては、日本国憲法を超越するパワーがあるのです。
このパリ議定書の批准に関しては、罰則はありません。ですが、これを守るためにありとあらゆる手段を講じる必要があるのは事実です。
では、CO2の削減というテーマではどのような方法論や手段があるのでしょうか。
◆省エネ=CO2削減
1つは、住宅建築業界が全体で取り組むべきテーマである省エネルギーです。
政府の基準は、1次エネルギー消費によって判断されています。
この基準の良いところは、すべての機器のエネルギーが建物基準で決まるところですね。
断熱等級4の建物を基準として、省エネ機器が多いと少なくなります。もちろん外皮基準によっても変わりますが、含まれていないものがいくつかあります。
- ハニカムブラインド これについては一切考慮されません。
- デセントラル換気システム いわゆるダクト型の熱交換システムですがそれほど考慮されていません。これには、きちんとした熱交換効率の測定のJIS化などの課題があります。パナソニックの参入により変わることを希望します。
- 日射取得、日射遮蔽 窓のηAC値のみが考慮されていて、実際に冷暖房負荷に影響がある冬の日射取得、夏の日射遮蔽に関しては一切考慮されていません。
多分この他にもあると思いますが、実態と政府の計算において少し乖離があると思っています。
もちろん、UA値をあげるというのは大賛成ですが、これらの指標も取り入れて貰えるとより省エネ基準の達成が早まるのになと考えております。
創エネ=化石燃料以外の発電
太陽光パネルと風力がサスティナブルな発電という事で、多くの建築家や艦橋壇代からも推奨されています。
これは、太陽光6~7で、風力が3~4であるべきなのですが、日本では圧倒的に、太陽光が多いのが現状です。
そのため、JPEXという電力の売買市場では、日中の電力が安く夜間電力が高いという現象も散見されます。
また、冬に電量が高く、春秋には安いという現象も起きています。
電力は、発電量と使用量がバランスしていないといけません。でないと、以前北海道で頻発したように、電力が何度も切れるという事になりかねないのです。
既に我々の生活パターンは、とっくにデータベースになっていて、気温がどうなったらどのぐらい電力が使われるかは明確に解っています。
もちろん太陽光が主流になってきて天候による発電量予測もかなり正確になってきました。
とにかく、火力発電以外の発電をいかに増やすか?ということにつきます。
タブーを恐れずにいうのであれば、本来はもって原子力発電の議論が盛んになってもいいように感じます。
実際に、フランス、イギリスは原発活用に積極的に取り組んでいます。
まとめ
いずれにしても総合的なアプローチを行わないとカーボンニュートラルの達成は困難です。
政府はこれらのことに関してしっかり発信して、それが日本の成長になるというような意思を伝えるべきだと考えます。
日本人はバカではないので政府方針が出るとそれなりにしっかり考えて行動しますからね。
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