ブランディングと検証
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきたいと思います。
《《《2021年11月21日の日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第127号》》》
大手も中小も
多くの住宅会社さんの売り言葉には、具体的でないものがとても多いです。
冬に暖かい、夏涼しい
地震に強い
長持ちする
など、住宅の特徴なのですが、具体的にはどう暖かいのか?そして、どうして暖かいのか?が解りません。
流石に、会社を名指しで批判するわけにはいきませんが、断熱と住宅の耐震に関していえば、大手といえど、ましてや中小の工務店のWEBに書かれている文章はあんまり意味がありません。
では、どのように書けば良いのか?も含めて検証して行きたいと思います。
◆数字を隠した耐震
耐震は、耐震等級3があるわけですから、耐震等級3と書けばそれでいいだけです。
そいて、その認定取得には費用がかかるわけですから、認定取得は有償として、それ以外の社内でできることは無償とすれば良いだけです。
ところが、多くの工務店は、その耐震等級3を、耐震等級3相当と書くわけです。
これだけと、どんな意味かお客様には解りません。
また、ご存知のように耐震等級3には品確法で定められた壁量から算出されるものと、許容力度計算を行って、評点を求める方式とがあります、
評点を求めると、数値でどのぐらいの耐震性能があるのか明確に解ります。1.5以上を必ず守るというのは、本当の意味での耐震等級3相当だと思います。
また、耐震等級3以外での家づくりというのは、問題は無いと思います。法令は準拠しているので問題はありません。
しかしながら、飯田グループの一建設は、全棟耐震等級3で建築を行っています。
これを見ると、注文住宅なのに、建売の一建設にも性能で劣るのですか?と、お客様に言われてしまう可能性があることをご理解いただきたいです。
断熱性能は、日本の基準では不十分
ご存知のように、断熱等級は、現在は4等級までが断熱の基準です。
この4等級が次世代省エネ基準と呼ばれていたのはついこの間です。現在は。建物の8割以上がこの基準を満たしているということで、2025年にも義務化される予定です。
更に、断熱等級は一気に5~7が認定される運びになりました。
個人的には、住宅が『夏涼しく、冬暖かい』といって良いのはこの断熱等級6が最低だと考えています。
これを外した住宅を、『夏涼しく、冬暖かい』とお客様に伝えるのは、詐欺に等しいと考えています。
実際に光熱費シミュレーションを行ったり、冷暖房負荷の計算ができない工務店が、本来は家が暖かいか、寒いかは判断できないと思います。
更に、大体狙い通りの住宅になったか?ならなかったのか?ならなかったとしたらどうしてか?を検証していない工務店に、本当の意味で温熱を語る資格があるのか?と考えるのは厳しすぎるのでしょうか。
数は少ないのですが、きちんと検証している工務店さんは確実にいらっしゃいますので、皆さんも是非とも光熱費シミュレーション+その後結果フォローはやってみていただけるとそこから多くの学びが得られると思います。
当社にご依頼いただければ、このあたりのシミュレーションはやらせていただきますので、是非ともご相談くださいませ。
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