断熱のベネフィット 医療費に関して 《健康編4》

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。

《《《2021年9月5日の断熱ブログ第61号》》》

健康編の最後に考える医療費

住宅と健康の話を書いてきました。この話は他にも沢山テーマはあるのですが、そろそろ書いている僕が飽きてきたので、一旦終わります。

また、別な角度で健康については書いていきたいと思います。

最後の今日は、医療費について書いておきたいと思います。

同時に考えないといけないのは、医療費がかかるということは、その間にはご主人だったら当然ですが稼ぎに影響がでますよね。

お子さんの場合は、ほとんどのケースで奥様が付き添いということになります。

実は私も、家が寒くて子供が入院というケースがとても多かったので、その経験も踏まえて書いていきたいと思います。

子供は室温が低いと入院する

医療費なんですが、現在の日本では、中学生が終わるまでは、子供の医療費は無料ということになっています。

実際に、私には子供が4人いまして、3人と同居しています。この3人は全員2回以上入院しています。

短くて数日、長いと2週間ぐらいですね。

RSウイルス、熱性けいれん、IGA血管炎など病名は様々で、直ぐに死んでしまうような病気ではないのですが、医師から入院といわれてしまうと、抵抗できる親は余りいないのでは無いでしょうか。

コロナウィルス感染ということで、最近は安易に入院させない病院もあると聞きましたが、コロナ前は本当にこんな事で入院させるのか?と思うようなこともありました。

で、医療費は冒頭の通り無料ですが、その他にかなりの出費が伴います。

  1. お母さんの付き添い費用は有料
  2. お母さんが仕事を休むと有給以外の保証は無い
  3. 個室を希望すると差額ベッド代が馬鹿にならない

だいたい子供1回の入院で10万円ぐらいの費用が掛かってしまいます。

この出費に対して保険はあまり有効でありません。

子供の保険で1日入院5千円でも5日入院だと2.5万円にしかなりません。

1日1万円支払われる子供の医療保険は保険料が高すぎますが、それでも5万円にしかなりません。

別の機会に書こうと思いますが、2021年の現在は有効な生命保険、医療保険というのはほとんど存在していません。

さらに、元気で家族の中心にいた子供が入院するというのは、家族の中でも驚きと悲しみを伴いものですしね。

経済的な面だけではなく、精神的にも良くないです。

では、どうすれば良いのか?

子供の寝室の室温を上げれば良いということが解っています。

『【コラム】暖房された寝室で、子どもの風邪が77%減少!』
https://www.longlife-lab.jp/journal/138/

この調査では、部屋の温度を上げることでインフルエンザや風邪による体調不良を防げたと報告されているのです。

日本人の研究ですが、学会発表もされていますので、真面目な研究です。

ただし、冬は太平洋側はかなり乾燥するので、加湿もセットで考えないといけません。

また、暖房では無く、HEAT20のG2以上にすれば部屋が寒くなりにくいので、風邪も引きにくくなります。

もちろん、室温を上げるだけで子どもの健康が全て保てるというつもりはありませんが、子供の免疫力を一定以上に保つためには、室温がとても大切な要素であるというのは間違えありません。

高齢者も室温が低いと体調不良になりやすい

20代から50代ぐらいまでは総じて病気に罹りにくくなります。もちろん、コロナウィルスやガンは例外ですが、コロナウィルスはともかく、ガンは50代以下の若年層には比較的少ない病気です。

私の友人にも1名ガンでなくなった方がいますが、やはりガン患者のほとんどは高齢者です。

公益財団法人がん研究振興財団の報告に寄れば、ずべてのがんでの死亡割合は下記のようになっています。それぞれの個別のがんついては下記からpdfをダウンロードして確認してて見て下さい。

この数字はがんで死亡する方の人口比のパーセンテージになります。そして、がんで死亡する方の割合は、男性で4人に1人、女性で6人に1人となります。(ちなみに、がんと診断されるのは男女とも2人に1人です。)

『公益財団法人 がん研究振興財団 ガンの統計2021』
https://ganjoho.jp/public/qa_links/report/statistics/pdf/cancer_statistics_2021_fig_J.pdf

そして、ガンで亡くなる方は季節に関係なく一定です。厚労省の月別データが上手く見つけられなかったのですが。広島市の月別データを参考に載せておきます。

このようなデータは他でも色々出ていますが、悪性新生物の死者数は、1~12月までほぼ一定ですが、循環器系が原因で亡くなる方は、明らかに夏が少なくなって、冬が増えていきます。

既にお伝えした、高齢者の高血圧の要因や高齢者対策を読んでいただきたいと思います。

で、一体費用がどのぐらいかかるかといえば、厚生労働省の調査が必要です。今日は余り時間が無かったので、下記のブログを引用させてください。

『病気ごとの具体的な入院日数と診療費を知りたい!~厚生労働省「医療給付実態調査」(平成27年度)~』
https://shisankeisei.jp/average-hospital-stay-period-medical-service-fee-h27/

後期高齢者の医療費は、18.4日の入院・加療で、循環器系で60.4万円です。この循環器系の病気が全ての病気中で一番高い医療費となっています。

もちろんこれは、健康保険でのカバーされるわけですが、2割負担だとしても12万円ほどの自己負担が必要になっていきます。

何れにしても、病気になると人生においての生活の質に大きく関わります。

お金もそうですが、高齢時の病気というのは、回復も遅くクオリティーオブライフ(人生の質)を著しく落とします。

食事ももちろん大切ですが、室温の管理というのは、弱い子供や高齢者にとっては致命的に必要な事だということをご理解いただけると思います。

暖房しなくても室温を一定以上維持できる性能を、工務店の皆さんが担保しないと、お客様(施主)の健康は守れないという思いで取り組んでいただければ嬉しいです。

お客様へのトークにご活用いただければ幸いです。

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Posted by 湊 洋一