エアコンの集中講義 特別編 F式全館冷房
こんにちは。
今日もご覧いただきありがとうございます。
株式会社MXエンジニアリングの湊です。
さて、今日も工務店の役に立って、元気になる記事を書いていきます。
《《《2022年8月4日 日本一わかりやすいエコ住宅の作り方ブログ第377号》》》
冷房は除湿のため
エアコンの冷房は、もちろん室温を抑えるのが最大の目的です。
その副次的な要素として、除湿できるという事があります。
これを突き詰めて、F式全館冷房という考え方を表明している方がいらっしゃいます。
それが、フエッピーさんという施主です。過去に5棟の建物を建てた強者ですね。よくそれだけ資金が続くものだとも思いますし、なんでそんなにとも思うのですが、一部はこのブログにも書かれているようです。
このF式全館冷房というのは、フエッピーさんが建物全体を冷房する事に当たり、除湿を最大限にして、更に1台での冷房を目的としています。
この方式の注意点は、小屋裏エアコンとは違って、室内用のエアコンを使う事です。
そして、設置場所を2階でかつ各居室に冷気を分配できる様に設置する。
具体的には、2階の廊下などに設置する事が適切と考えます。
ただし、そこからどうやって1階に冷気を回すかを考えないといけません。
フエッピーは、リビング階段の上部にエアコンを取り付けているように見えますが、冷気が1階だけではなく、2階にも回らないといけないので、階段上部に落とすのは2階に充分な冷気が回らないかもしれませんね。
F式全館冷房
エアコンの運転は、微風冷房が基本です。
風量が多いとエアコンが室温を下げるのには有効ですが、除湿ができません。
昨日も書きましたが、除湿をするためには、フィンの温度を下げるのですが、風量を増やすと室温が下がりすぎる問題があります。
そのため、フィンの温度を下げて、室音を下げすぎないために、微風運転を使うのです。
結果として、充分に除湿ができて快適に暮らせるということになります。
夏は、室温を下げるよりも、湿度を下げる事に注目してエアコンを使うというのも面白い考え方だなと思いました。
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