経営ノート

「ZEHの普及は待ったなし!告知事業が始まる」

先日のメルマガにも書きましたが、
ZEHは、まだまだ周知がされていないのが現状です。
そこで、環境省と経済産業省がタイアップして、
ZEHの告知事業が10月から始まる予定になっています。

これは国が予算をたっぷり使って、マスメディアを活用したZEH事業の周知が一斉に始まることを意味します。
これが始まると、どうなるかを考えてみたいと思います。

 

シナリオ1 今までの国の事業同様、中途半端に終わる

これまでの長期優良住宅は、あまり普及しませんでした。
別に長期優良住宅でなくても充分に家は売れましたね。
ですので、今回の告知も大して影響なんか無いでしょうか?確かにその可能性もあります。

 

シナリオ2 意外にお客様に受け入れられて、一挙に普及する

僕は実はこっちを想定しています。
なぜかと言えば、エコカーの普及、エアコンや冷蔵庫の低燃費化が進んでいるからです。

横浜市の調査によれば、お客様は少々高くても、性能のいい方を選ぶ傾向が高まっています。
普段から、省エネを心がけている方が全体の70%前後もいるとういう結果が出ているのです。
これは、都市部だから、横浜市だから、という訳ではありません。

自動車の購入意識調査によれば、自動車を選ぶときの基準で、
エコだから、低燃費だから購入するという人が全体の半数以上。
判断指標の中で、馬力、デザイン、企業名、ブランド名よりも優先順位が高いという調査結果でした。

つまり、少なくとも自動車にはもう燃費性能と、
エコに対する姿勢が選ばれるという時代になってきたのです。

確かに、軽自動車の宣伝も、燃費を前面に押し出したCMしかやっていませんよね。
もう、加速がいいとか、室内が広いとかその宣伝文句の前に、燃費、エコのオンパレード。
冷蔵庫やエアコンでも、エコ性能が前面に出た展示を家電量販店で行われる時代になってきました。

ただし、住宅の場合は性能を前面に出そうと思っても比較する指標がきちんと整備されてきませんでした。
なぜなら、国土交通省が主幹で全ての住宅事業が動いてきたからです。
国土交通省の主目的は「脱落者」を出さないこと。
ですから、国土交通省のゼロエネルギー住宅は未だに4等級が最低基準になっています。

これが、経済産業省との考えの違いを生んでいます。
経済産業省の考えは、トップランナーを生み出すことです。
つまりは、どんどん性能の良いものを評価して、産業を育てようという考え方なのです。

ですから、UA値0.6いう4等級よりも高い基準をZEHに課しています。
今後、この競争に勝たないと、お客様からは選んで貰えない時代に突入するでしょう。

既に、BELSという形で始まっていますが、
今後住宅も性能表示を余儀なくされる時代がやってくると思っております。
そこに対する情報収集と、人材の教育、さらには、お客様への教育の徹底など
やることは沢山ありますが、それも工務店の使命になって来るでしょう。

皆さんに断熱オタクになってもらうために、
当社は今後もこの手の情報をどんどん発信していきます!
サポートもしっかりさせていただきますので何でも聞いて下さい。

(2016年8月21日)

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