体感する断熱等級7と断熱等級2
新年明けましておめでとうございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年1月6日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第75号》》》
今日は、YKKAPさんの品川ショールームに行ってきました!
YKKAP品川体感ショールームのご案内
この場所は、基本的にプロ向けの場所です。
何があるかというと、もちろん様々なドアとか、サッシがあるのですが、最大の目玉は、断熱等級2と、断熱等級4~7のそれぞれの等級を体感できるという点ですね。
一般的に、お客様は一度住んでしまうと、自宅の断熱性能は変更できません。
そして、どこか泊まりにでも行かない限り、自宅とは別の断熱性能を体感する機会はないのですが、この施設はそれを全部実体験できる設備です。
工務店さんで、これから性能をどの辺にしようか?と思っている方は、是非自社に出入りしているYKKAPさんの社員さんに、見たいと伝えてみて下さいね。
では、内容の簡単な説明に入っていきたいと思います。
これまで、エコ住宅を建てている会社、設計者、学者など多数の方が訪れていると思いますが、まだまだ行っていない方が多数いらっしゃると思いますので、行ってみたくなるということを目指して書いてみたいと思います。
最大の見せ場
それが、断熱等級2、4~7が展示してある設備と、窓だけ改修した時の前後が体感できる設備です。
まずは、断熱等級体感ショール-ムです。
これは、真夏でも、真冬でも冬の体感ができるショールームになります。
部屋の外気が0~5度ぐらいに冷凍機で思いっきり冷やしているチャンバーの中に、断熱等級2、4~7の部屋が全部で5室あります。見に行ったときは、チャンバー内部は0.5度ぐらいでした。そして、体感できる部屋は?
断熱等級2の部屋(日本の住宅の7割はこの仕様)
断熱等級4(展示棟のUA値は0.71と少し性能が良いです。)
断熱等級5(いわゆるZEH性能、飯田産業グループはこの性能で販売。)
断熱等級6(HEAT20のG2性能、これが全館空調するための最低レベル)
断熱等級7(日本の基準では最高性能、本当のエコ住宅はこのレベル)
とそれぞれの部屋には暖房室と非暖房室が備わっています。各居室の暖房室には、エアコンの温度設定は22度。朝7時にスイッチが入って、夕方5時に切れる完全自動設定になっています。
更にサモーグラフィーのデータも常時表示されています。各箇所の温度もリアルタイムで表示されています。エアコン5台の消費エネルギーもリアルタイムで解るので、どのぐらいの電気代がかかるのかも想定可能です。
直前に見た部屋と今見ている部屋のサーモグラフィーを比べられる様になっていて至れり尽くせりな感じでした。
1日の空調エネルギーは、断熱等級2では130khw程度、断熱等級7は40kwh程度で1/3ぐらいになっていました。
残念ながら施設内部は撮影禁止なので、行ってみていただくしかありません。なので、これらのデータも全てメモさせてもらいました。
皆さんが自社の標準性能をどのぐらいにするか?とか、断熱等級7をお客様の体感としてどう伝えるか?など営業担当の人にも是非行っていただきたい施設です。
それと、リノベでの窓の入替えをするとどんな体感になるかの施設もありますので、行ってご覧いただけると良いと思います。
実体験として、アルミ、アルミ樹脂複合、樹脂サッシの表面温度に加えて、ガラスの種類を変えた14種類ぐらいの組み合わせを体感できるコーナーや、樹脂製フレームの耐久性を理解できるコーナーもあって、窓のことは全て解るといっても過言ではありません。
学びの多い設備です。
開設して既に5年程経っていて、コロナ前は予約が減ってきていたそうですが、2022年の10月に断熱等級6と7が認定されて以降、大手さんの見学が増えているそうです。
実際に私が行ったときには、我々の前に大手不動産会社さんが見学されていました。
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