断熱等級7の窓の設計上のポイント
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《《《2024年8月26日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第653号》》
断熱等級7という基準があります。
これは、本当にいろいろが建築物があります。
窓が基準法上ギリギリにすれば、割と簡単に断熱等級7にはなります。
でも、それじゃあ新築をする意味は全くないので、断熱等級7の設計上気をつけて欲しいことを書いておきます。
窓はトリプル
断熱等級7にするためには、開口部の断熱欠損はなるべく避けたいところです。
そのため、断熱等級7にするためには、窓はトリプルにするべきだと思います。
ですが、トリプルの吐き出しは重いので、引き違いを諦めて、片引きか、開きにする方が良いと思いますね、
実際に、掃き出し窓から外に出て気持ちいいのは、9月下旬~10月の夜と春は、5月と梅雨前の夜、更に昼まで言えば、春も秋も2週間、3週間です。
しかも春は花粉がまだ舞っていることを屋外に出ることを考えなくても良いのではとも思います。
建物の明るさは確保
建物の明るさを確保しないといけません。
玄関が暗いというのはよくありません。昼でも明かりをつけないと見えないというのは問題だと思います。
そのためには、適切な明かり取りとしての窓を配置しないといけません。
そして、その窓は建物の外観をかっこよく見せないといけないのです。
必要な窓をすべてつけると、どうしても格好悪くなりますから、事前の整理統合が必要ですね。
日射取得が最重要
その上で、日射取得が断熱等級7の建物にとって最重要です。
冬の南の太陽光をどう入れるのか?これを検討している設計者は半分もしません。
冬の太陽の位置を考えて、最大限太陽光からのエネルギーを取り込むことが、低燃費な住宅の鍵になります。
夏の暑さ対策も重要
次に重要なのは、夏の直射日光を建物にできるだけ入れない設計をするべきです。
このところの夏の高温で、これが非常に重要になっています。
そのためには、東西面の窓を小さくする事が、次に重要になります。
北側はそもそも設計上の意図でも無い限り最小限で良いと思います。
設計上の意図があっても、真夏の日差しはカットして、真冬の日差しは取り入れるこの2つは同じように友情です。
窓は日射遮蔽型か、取得型か?
これは、Low-eの金属膜が窓のどちら側か?によって、窓の性質をかえているものです。
これは明日詳しく書きますね。
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