建材のトレードオフ 樹脂サッシが悪い点
おはようございます。
MX代表のみなとです。
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工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年8月23日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第297号》
アルミサッシの方が機械的強度が高い。樹脂サッシは良くないというX(旧twitter)の投稿を見つけました。
知り合いの『ふね』さんがコメントしていたので気がついたのですが、趣旨をまとめるとこんなことをおしゃっています。
樹脂サッシに使われている、PVC(塩ビ)は、熱によって大きく膨張するので、機械的強度が弱いということです。
これは下記の表を見るとおかわり通り事実です。
だから、アルミサッシの方が樹脂サッシの方が悪いとはならないのはご存じ通りです。
実際には、アルミサッシの良くない点は、熱を伝えやすいところです。
それはご存じの通りです。
これが、前先生が使われるグラフです。
樹脂サッシは強度が低い
当たり前ですが、樹脂サッシはアルミサッシに比べて強度が低くなります。
そのため、枠のサイズはアルミサッシに比べて2倍近い大きさになっています。下記参照ください。
アルミのペアサッシの例:
樹脂ペアサッシの例(YKKAP提供):
もちろんモデルによっては枠のデザインは全然違います。
そのサイズ全体での強度をアルミとほぼ同等にしています。
数年前までよくあったのは、吐き出しの引き違い窓のトラブルです。
下のレールが下がって開閉がスムーズでなくなるトラブルがよくありました。
そのため、最近のお勧めは吐き出しを止めて、ゴレーキップ+FIXの窓をお勧めしています。
これは、日本の温暖化が進んでてきて、窓を開ける時間が減ったからです。
この8月の暑い日に窓を開けておくのは自殺行為です。
湿度もどんどん入ってきますし、第一深夜になっても28℃とか寝苦しい状態には変わりません。
若干の強度の弱さはあれど、熱伝導率の良さからどんどん普及しています。
難しいお客様にはトレードオフを説明してあげてください。
建材のトレードオフの例は他にもありますので、明日また書きますね。
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