シロアリの薬剤の件 2

みなさん、こんばんは。

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《《《2025年2月23日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第835号》》

今日は一日特にすることもなく、なんとなく文章を書いていました。

さて、今日は昨日の続きです。

シロアリ対策についてのはいろんな意見がありますが、ホウ酸って万能じゃないんですよね。

理由は、ホウ酸が除去されたら全く効果を失うことです。

ホウ酸が効果を失う条件

ホウ酸は水溶性なので、水に溶けます。そのため、水が常にある周辺では効力を失います。

更に、木材に染み込む性質はありません。つまりは、表面に乗っている状態です。

これは、その部分をシロアリが食うともうホウ酸は残っていないことになります。

つまり。人海戦術ではありませんが、シロアリのコロニーが10匹とかなら問題無いのですが、数百、数千といますので、結局完全にブロックはできにくいというのがあります。

ホウ酸は、遅効性なので、まずは入り込んで、しばらく食べないと効かないというのもあります。

なので、ホウ酸単体では不十分だと思います。

ましてや、再施工は非常に高価です。お客様価格で1回20万円とかかかりますので、それを負担させるのは大変だなと思うのです。

シロアリ用薬剤の問題点

これは、有機物なので効果がどんどん減ってくるという問題があります。

5年も経つと薬効成分が消失します。

ということで、再施工費用がかかります。

これも、お客様価格で、15万円とかかかるのはちょっと高過ぎですよね。

もっと安い会社もありますが、建物の土台に施工をするというのは取っても問題だと思います。

その日に自宅にいないといけないというのも問題あります。

ベストは組み合わせ

完全なスタイルは、薬剤を屋外で使うもの+ホウ酸かなとおもいます。

結露が起きなければ、ホウ酸は新築時だけで、再施工は行わない+5年ごと、10年ごとに定期的に薬剤を屋外の散布するというスタイルを取ります。

これなら、屋内にはホウ酸しか残らず、シロアリ薬剤がしっかり効果を維持できます。

問題は乾材シロアリですが、こちらはホウ酸でしか対応できないのです。

シロアリは、こんな感じに被害をもたらしますからね。ご注意下さいませ。

詳しい話は取材してももう一度どこかで書いてみたいと思います。詳しくはお問合せください。

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Posted by 湊 洋一