夏の暑さと除湿のために考える温度、湿度1

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《《《2024年7月19日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第617号》》

夏になると湿度の問題、温度の問題が出てきます。

具体的なクレームは、湿度と温度の問題です。

夏の2大クレーム

夏になると、建物に関して不満が出やすくなります。

冷房で充分冷えない

温度はいいけど湿度が下がらない

この解決法を2日間にわたって書いていきたいと思います。

初日の今日は、まずは冷えないというクレームです。

これは、空調計画しても、このところ気温が高いので、良く聞くようになりました。

まず、空調計画は、空調計画であって、絶対ではないという話をしっかり事前にしておけば、大きなクレームは防げます。

暑い、冷えないというクレームが来たら

夏に暑い、冷えないというクレームが来た場合に真っ先に確認しないといけないのは、太陽光です。

日射といいます。

この日射が、部屋の中にドドンと入っていると絶対に暑くなります。

特に注意が必要なのは、6月、7月、8月であれば、西と東の大きな窓です。

お客様はお日様が大好きなので、入れますよね。すると室温が急上昇します。

ですから、絶対に真夏は直射日光を入れない様にお伝えください。

次に、確認するのは風量ですね。

その部屋にあった適切な風量になっているか?

4畳程度の居室であれば、1時間で100立米程度。8畳で、200立米程度。リビングは、キッチンとつながっているので、できれば500立米以上の冷房された空気が必要です。

冷房されたといっているので、24度以下の空気が来ているか?ですね。

その部屋が4畳で35立米程度の気積があります。それが、換気同様に1時間に何回転するか?考えてください。1時間に1.5回転以上すれば最低限、2回転以上すれば合格です。1回転しかしないとかなりの冷気を送らないといけません。

温度差x風量で居室に送るエネルギーになります。

冷房の場合は奪う方ですがね。

まとめ

部屋が冷えないというクレームは太陽光の入射が無いのか?の確認と、風量が十分確保されているかの2つを確認ください。

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Posted by 湊 洋一