シロアリだらけの家って何のこと? 2
皆さん、こんばんは。
MX代表のみなとです。
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《《《2024年8月12日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第641号》》
今の家の寿命って、本当に30年なのか?と思って調べてみました。。
いや、全然違いますね。
長期優良住宅は、そもそも100年程度持つことが前提で作られています。
それが、注文住宅では30%を越えました!(以下の画像をクリックすると元のサイトに飛ぶようになっています。)
それだけで合計が150万棟を越えています。
住宅の本当の寿命
国土交通省に寄れば、長期優良住宅が100年程度、劣化等級3であれば、75~90年、フラット35の仕様で50~60年ということになっています。
下記参照くださいませ。
更に、早稲田大学の小松教授の論文では、2011年の調査で、建物の寿命は、60年を越えています。
これらのことを総合すると、普通に家を建てるだけで、注文住宅では50年を越えるでしょう。今時は、ベタ基礎が多いですし、サヤ管使って給水するのは当たり前で、床下に大きな湿度の元はありません。雨漏りもよほど変な施工をしないと起きるなんて聞いたことがありません。
これらの事を考えて、どうして建物の寿命が30年で、シロアリだらけの家になるという記事を書かないといけないのでしょうか?
ホウ酸推し
昨日あげた、この記事は、高橋彰さんという方が書かれています。この人はつい先日お目にかかって名刺交換したばかりですが、工務店向けの技術コンサルをされているようですね。
当社のように、断熱材の施工を行ってい訳ではなく、技術周りのお手伝いをされているのでしょう。
しかも、文中にあるようにホウ酸化合物推しなんでしょうね。
技術のサポートされているぐらいですから当然、実務には詳しいはずなんですが、どうしてそうなるのでしょうね。
本当に不思議です。ご本人は、誠実な方のようにお見受けしたので、ホウ酸だけが唯一の解決策だというようなポジショントークのはずがありません。
ホウ酸の弱点
実は万能な様なホウ酸ですが、弱点があります。
ホウ酸を食べてシロアリは、死にますが、食べなかったら死にません。
つまり、いったん食害は起きてしまうのです。更に、食べられてホウ酸が無くなった木材は、無防備になってしまいます。
人海戦術ではありませんが、イエシロアリ、ヤマトシロアリは、数千匹で来襲します。1つのコロニーを撃退しても、次がどんな形で来るか解らないのが、ホウ酸の弱点なんです。
ホウ酸は期限がないので、再塗布という考え方がありませんからね。
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