シロアリだらけの家って何のこと? 1

皆さん、こんばんは。

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《《《2024年8月11日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第640号》》

プレジデントという雑誌に、20年前の記事か?と思うような記事が出ました。

タイトルは、家の寿命が「たった30年」なのは先進国で日本だけ…「シロアリだらけの家」を住宅業界が放置する本当の理由 です。

この記事を読んで思った問題点は、2つです。

今の家の寿命って本当に、30年なのか?

シロアリだらけっていうけど、どういう意味?

記事を読むとホウ酸擁護の記事になっているんだけど。ホウ酸って、当社も販売しているので良いものですが、万能ではありません。

この2つについて、しっかり調べてみました。

シロアリだらけの家

この高橋さんという方は、加圧注入剤とホウ酸を勧めています。

加圧注入剤は、以前どこかでこのブログで書きましたが、銅イオンを用いた材料です。

もちろん、人体に有害な物質ですので、木材に直接触れない方が良いでしょうね。

ただし、構造材においては、長期的に保護がされると思って良いと思います。

農林水産省の定めるK1~K5というグレードがあります。

このあたりは別の機会にブログにしますね。

そして、この方が勧めるホウ酸があります。

欧米ではホウ酸が普通だということですが、すべての国がホウ酸を使っているわけではありません。

また、ホウ酸にも弱点はあります。

それは、ホウ酸は食べるとアリは死にますが、食べないと死なないということです。

つまり、ホウ酸の付着した木材の表面を食べないと死にません。

また、死ぬのは食べたアリだけで、コロニーにいるアリが全滅はしません。

薬液を使う従来工法は、触れただけでアリがコロニーで多くが死亡する仕組みになっています。

このあたりは、仕組みを別の機会に書いて見たいと思います。

明日は、その30年の寿命って事を書いてみます。

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Posted by 湊 洋一