日射遮蔽の意味
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年7月29日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第273号》》
連日暑いですね。
今日は隅田川花火大会でした。103万人の人出ということで、もちろん行きませんでした。
103万人が浅草に周辺に集まると、本当に身動きが取れなくなります。
暑いですし。子供はつれていくと本当に大変です。
今年は花火は諦めています。コロナ禍が終わったあとの初めての本格的なイベントはどこも超満員ですからね。
さて、連日サーモグラフィーのデータをお届けいたしますが、今日はこの金曜日のデータで撮影したデータでお届けいたします。
日射遮蔽の本当の意味
先日から、日射遮蔽は大切だという話をさせていただいていますが、そんなのどれぐらい影響があるんだ?と思われるかもしれません。
そのデータを今日まとめてみました。先週の金曜日つまり、2023年の7月28日は、東京の最高気温が37度でした。つまり、とても暑い肥立ったのです。
その日の午後4時の当社の事務所の窓の写真ですが、当社事務所は、東に引き違い窓が1カ所あります。南に、FIXと引き違いで大きく開口しているという状態です。
シングルのアルミサッシですので、冬はとっても寒いのですが、夏もくそ暑いです。
先週の金曜日の夕方4時ぐらいですが、窓を撮ってみました。
南側の窓の写真はこんな感じです。ブラインドの奥側の切れたところが西面になります。
そして、東面の写真がこんな感じです。
見た目はそんなに変わりませんが、サーモグラフィーで温度を下限が27度、上限が36.8度で固定してみました。
左上の数値は中心部分温度を表しています。
まず、南側がこちら
次に、東側の窓がこちらです。
全然違うのが一目瞭然です。
窓温度ではなくて、ブラインドの温度になりますが、これだけ異なります。
日が当たっている方は、37度近くで、日が当たっていない窓は、30度ぐらいとおよそ7度表面温度が異なります。
この7度はたった7度ではなくて、7度も違うということになります。
PMVで表現するとこうなります。
着衣量が長袖シャツ、長ズボンの場合(つまりオフィス)で室温が27度、湿度が60%が基本形です。
これで、平均放射温度が30度の場合。つまり全ての壁の温度が30度の場合ですね。
次に、平均放射温度が37度にするとこうなります。
オフィスのように着衣量がある程度ある場合は、平均放射温度が30度の場合と、37度の場合を比べてみると、PDDという不快に感じる方の割合がこうなります。
30度の場合は、5.2%に対して、37度の場合は18.5%になっています。
当然ですが、PDDが低い方が快適な空間だといえるわけです。
太陽光を窓の外で切る(つまり日射遮蔽を窓外でする)というのは、このような効果を生みます。
オフィスだと室温を1度下げたくなってしまいますが、そうすると電気代も上がるし、脱炭素の観点からいっても良くないですからね。
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