訴訟する
こんにちは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2022年11月25日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第33号》》》
ワールドカップの真っ最中に、こんな裁判の記事を書くのはどうかなと思うのですが、ちょっと気になったので無粋を承知で書かせてもらいます。
経緯は、森友学園の土地払い下げは、そもそも政府の土地を、森友学園とその横の土地を豊中市に払い下げているのですが、これが不当に安かったのではないか?という疑惑です。
これに安倍総理が関わっているのでは?と散々報道されました。でも、何の証拠も見つからなかったのです。ですが、この『不当に安く』という所をつつかれたくない財務省は隠蔽工作をしたと思われます。
そして、その指示を受けた赤木さんという官僚が、それを苦に自殺をしたというストーリーになっています。
真実は詳しく解りません。
そして、赤木さんの未亡人が国を訴えたのが今回の訴訟です。遺書が残されてるらしいので、因果関係は解っているのだと思いますが、個人的にこの事件に興味が無かったので内容までは読んでいません。
ただ、いえるのはこの訴訟は端から赤木さん側が勝てる見込みがない裁判でした。ですが、メディアや、政権を攻撃したいと思っている人々は、敗訴したという絵が欲しかったのではないかと思えるのです。
真実は解りませんが、国が賠償責任を認めるのは、個人に対してはとても難しいのです。
戦後初めて、東京地検特捜部に起訴されて、無罪を勝ち取った中学校の先輩がいます。彼は、起訴されて、証拠隠滅を図る恐れがあるという事で長く保釈されませんでした。そのせいで再就職を棒に振ったのですが、その責任を国は認めませんでした。
一般的に刑事事件での敗訴は、損害賠償責任を伴いますが、それでも民事では国に勝てなかったのです。
個人に賠償するためには、その背景に大量の死者が必要とされます。アスベスト訴訟、B型肝炎訴訟などがその代表例ですね。
国の判断が大きな被害を出した時以外に国は間違えを認めないのです。
訴訟する
当社はこれまで一度だけ裁判を行ったことがあります。
発注するといわれた認定書を発行していたのに、それは辞職した専務が頼んだので、社長の自分としては覚えがないので払えないというご主張でした。
金員は15万円ほどだったと思いますが、そのために事務所に訪問したのですが、同じ主張を繰り返されたので、仕方なく簡易裁判に持ち込みました。
もちろん発注書があって、納品もしていますので払えないというのは100%あり得ません。
30万円以下の訴訟は、簡易裁判にすると、その日のうちに結審します。弁護士も必要ありません。顧問弁護士に相談したら、自分でやった方がいいと勧められましたので、自分で訴状を書きました。書き方のひな形があるので、そんなに難しくありません。
この場合は、15万円に金利を加算して支払い命令が出ました。
仮処分の執行権も付与されたので、差し押さえも可能でした。
明日差し押さえをするという日に、ファックスをお送りしたところ払ってこられました。何がしたかったのは今も解りません。
それでも、30万円を大きく超える金員は、地裁管轄になりますし、提訴して、結審するまで1年以上かかります。そして、勝訴しても相手に資金が無いと1円も取れません。更に弁護士がいないと勝てません。着手金は最低でも2~30万円かかります。
なので、裁判というのは無駄なことが多いですね。
あの2chを始めたという『ひろゆき』さんは、数十億円分の敗訴があるそうですが、全く支払っていないそうです。
私はこれまで訴訟をされたことがありますが、基本的に負けたことはありません。もちろん裁判をすると弁護士を雇って更に、相手の言い分も聞いた上で、9:1でも、8:2でも間を取られるので、完全勝訴したわけではありませんが。
そして、皆さんも明らかに相手がズルいことをしていない場合は、訴訟すること自体はあまり意味が無い事だと思っています。
そのためには、付き合う相手は選ぶべきです。
訴訟をするという決断をする前に。
あ、ちなみに当方がどこかを訴えるという話ではありませんので、ご安心くださいね。
たまに、あの工務店はよくお客様を訴えるという話も聞いたことがありますが、1件はともかく続くとなるとそれは良くないお客様を呼んでいるのかもしれませんよ。
これまで、メルマガは2280号以上毎日書き続けて、ひと月に数回はためになったと褒められます。できれば、根気よく読んでみてください。無料のメルマガのお申し込みはこちらから!
Your browser does not support iframes.