日本の窓はどうして性能が低いのか?

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《《《2025年10月31日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第1082号》》

今日は、10月の最終日です。

なんかもう寒いですよね。今年は冬が寒いという予報になっています。

今年はどんな11月、12月になるのでしょうか。

今日の話は、窓の性能です。

窓の性能

実は、日本の窓には最低基準がありません。

なので、この表にあるバリエーションのすべての商品を購入可能です。(環境省のサイトからの引用です。写真をクリックしてくれれば引用元に飛びます。)

流石に、建売住宅でもペアサッシが入っていると思うのですが、その場合の熱貫流率は、2W/m2K程度です。

現在の断熱性能は、例えばGW高性能16kが100mmだとそれだけで、熱貫流率は0.42W/m2K程度ありますので、およそ5倍の性能差があります。

何でもそうなので、断熱性能が弱い方にしわ寄せがいくようになっているので、窓が結露するという問題が起こります。

そのため、窓面の結露なら大した影響になりませんが、フレームのアルミに結露するような事になると、木材が腐ったりする事が考えられます。

世界の窓の基準

これが世界の窓の最低基準です。(書籍 断熱が日本を救うより)

最低基準というのが、断熱等級4のようなものだと思ってください。

売っている家のすべてはこれを上回っているということをご理解ください。

日本の行政の良くない点は、窓の基準は国土交通省が決めていますが、本来なら工業製品ですから経済産業省が決めていいような気がします。

この2つの象徴は成り立ちが違うので仕方ありませんが、経済産業省がどんどん後術開発を促して、高性能な物を作る事を目財しているのに対して、国土交通省は最低基準を超えて、それを守らせることに腐心しています。

その意味では、窓が経済産業省が管轄した方が良いのかもしれません。

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Posted by 湊 洋一