Q1住宅のレベル
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年10月9日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第344号》
実は当社は新住協という組織に入っているのですが、QPEXという一次エネルギーや冷暖房負荷を計算するソフトは使いこなせていません。
まあ、現在はホームズ君というソフトを使って冷暖房負荷を計算しています。
そんなことはさておき、新住協の会員さんは、Q1住宅のレベル3がとか、これはレベル2でしてみたいな言い方をされます。
これって何だろうと思っていました。
ところが、新住協のパンフレットを読んでいたら書かれていましたので念のためそれをテーマに書いてみます。
これは、WEBにも書かれていたので、その部分をリンクとしてシェアします。
この%は、断熱等級4の暖房エネルギーを基準に、それぞれの地域でこんなグラフになっています。
しかも、計算はQPEXでの算出が基本で、他のソフトはあくまで参考になっています。
つまり、暖房エネルギーのみが、小さくなれば冷房エネルギーが小さくなると考えていいのかもしれません。
QPEXというソフトは事実上会員のみ
このQPEXというソフトは、新住協に入会すると無償でもらえます。
といっても、工務店さんで入会金が1万円で、年間費の5万円が必要になります。
どんな工務店向けのグループよりは安いです。QPEXの代金として考えるとかなり良心的だとは思います。
ですが、使っている工務店がおおよそ900社と少ないのが問題です。
それと、このQ1住宅のレベル1~4という概念は、きちんと説明されてもなかなか理解できません。
理由は、ちょっと複雑です。断熱等級4という国土交通省の基準をもとに、暖房エネルギーに着目して、まずは、Q血を1以下にする事を目標にします。次に、暖房エネルギーの削減率を上記グラフの通り分けているので、2段階になっています。ここが少し複雑です。
プロとしての工務店が理解していればいいことで、一般のお客様に細かい中身や計算根拠を普及させる予定がないからなのでしょうか?このあたりは事務局に今度聞いてみようと思っています。
これについては、ちょっと工務店を過信している感じがしますし、一般のお客様を甘く見ている気がします。最近のお客様は非常に賢くなっていますし、工務店さんは温熱意外に勉強することが多くなって、明らかに手が回っていない会社も増えています。
これは地域ごとに、具体的にどんな仕様になっているのかが少しわかりにくいのです。
古参の会員さんに聞いても、UA値と直接の関係はないといわれますので、ますます訳がわからなくなっていきます。厳密に関係がないわけでなく、要素が他にもあるというわけです。
ただし、新住協の会員同志で会話するときは、比較的容易にわかり合えるメリットがあります。
また、Q1住宅というのは、新住協のキャッチフレーズになっているので、その点はお客様も理解できます。
今年見たXのポストで、新住協の会員だから温熱に詳しいかとともって沢山質問したけど、あまりご存じなくてがっかりしたと書かれている方がいらっしゃいました。そのポストは見つからなかったのですけれども。
最終的に、この900社前後の会員数が2,000社、3,000社とどんどん増えて行くといいなと思っています。そうすれば、業界内の合い言葉が、HEAT20ではなく、Q1住宅のレベル1 ~4のどれ?ということになるかもしれませんね。
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