絶対湿度だけでは片手落ち PMVとは何か? 3
こんばんは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
感想などいただけるととても嬉しいです。
《《《2024年3月27日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第509号》》》
今晩からちょっと移動して、子供の卒業旅行に付き合って社会見学をしてきます。
また、細かいことはここに書きますね。
さて、3日目の今日がまとめになります。
快適性は6つの要素
ご覧いただいたように、快適性は6つの要素から成り立っています。
このうち、我々建築業者が建物でコントロールできるのが、空気温度と相対湿度です。
断熱等級が6以上の建物は、輻射熱温度、つまり内壁の温度を安定させます。
UA値の数字が小さければ、小さいほど壁や窓、床、天井から逃げる熱が小さくなって、室温との温度差がどんどん小さくなります。
室内における風速というのは、エアコンと扇風機以外にはありません。ただし、冬のコールドドラフトが起こるような住宅の場合は、風を感じるので快適性はかなり損なわれます。
現在主流のUA値0.6以下の建物で大きなコールドドラフトが起こることはちょっと考えられません。もっとも、北海道のような寒冷地では、UA値0.6というのは低断熱になりますので、あくまで地域、気候との兼ね合いですが。
そして、お客様、つまり施主がコントロールできるのは、着衣量とある程度の室温になります。
寒いと、長袖、長ズボンの上にカーディガンやガウンをはおるという対策は、普通のことです。
また、エアコンの設定温度を上げるということを施主がされる場合もあります。その他には、除湿機、加湿器で湿度をなんとかコントロールしようとしたり、扇風機で身体に感じる風速を上げるという工夫をする場合もあります。
究極の住宅
究極の住宅は、1年中半袖でいられる住宅なんじゃないかなと思うのです。
というのも、断熱等級7で空調計画が成功している住宅は、真冬で24度、真夏で26度を簡単に維持して温度に関するストレスから解放される住宅になります。
そんな方が決まっておっしゃるのは、『なんだか、自分だけ快適な住宅に住んで申し訳ない。』といいつつも優越感に浸っているという状況です。
自宅への愛着もより一層深まります。
断熱等級7が究極の住宅だとは言いませんが、そのレベルをご自身でも1度体感されることをお勧めいたします。
また、冬に高断熱住宅のツアーをやってみたいと思います。
これまで、メルマガは2800号こえて毎日書き続けています。ひと月に数回はためになったと褒められます。できれば、根気よく読んでみてください。無料のメルマガのお申し込みはこちらから!
Your browser does not support iframes.