お客様の痛みを知る
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年5月13日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第196号》》
BAUメッセの報告をする前に、今日知り合った一般の施主との会話からお客様の痛みについて、ちょっと忘れないうちに記録しておこうと思います。
このリアルなお客様の痛みというのは、なかなか知ることができません。
しかも、意識が高くて、言語能力の高い方との話はとっても興味深いものでした。
ということで、その内容を少しアレンジしてお届けいたします。
家を建てる人の痛み
まずは、注文住宅を建てたらいいのか?建売住宅がいいのか?など、住宅取得に関してはあまりに幅が広く、どこから入ったらいいのか?解らないというのが、とにかく最初の悩みだったそうです。
それから、当然ですが注文住宅を建てるにしても、どう建てるか?など本当何も知らない状態だったということです。
きっかけは、どこかのルームツアーのYOUTUBE映像で高性能住宅という言葉と出会って、高性能とは具体的に何のことを指すのか調べ始めたそうです。
そして、UA値、耐震等級、C値にたどり着いたそうです。
そこで、UA値を一つの尺度で会社を探し始めたということになります。
多くの工務店関係者が様々な発信をしていますが、意外にこのあたりの初歩的なところは抜けているんじゃないかなと思うのです。
更に、予算が
次に、土地を購入するエリアの選定を始めたそうです。
支払える最大の予算のうちの土地については、都心からかなり離れた茨城県内を選ぶに至ったそうです。
つくばエキスプレス沿線ですね。流山が有名ですが、流山だとちょっと手が届かなかったそうです。
その上で、いくつか会社を回ったのだけど、高すぎるという理由で、数社断念したそうです。
最終的に、デザインと性能のバランスがいい会社に決めたそうですが、それが正しかったのかどうか今でも迷っているということでした。
茨城県の南部で、性能的には断熱等級6、一種換気を入れれば、かなり快適になるのではないかとご意見をお持ちでした。
基本的にはそれで問題がないと思うとお伝えすると安心されていましたが、プランも何もないと判断が難しいですが、土地がある程度広そうだったので、プランの難易度も高くないのだろうと判断しました。
勉強しないといい家が建たない
結論から言えば、現在の建て売りは良くて断熱等級5、悪いと断熱等級4です。
それだと国際的に見ても、将来的に考えても冬には寒い家になります。
であれば、どの程度の性能にするべきか?という問題は、どの工務店に行き当たるか?という問題になります。それはどの施主にとっても同じです。
現代は、知ろうと思えば、どんどん知識が付きますが、そうでなければ、その会社の説明で家を建てる博打のような家づくりになります。
このあたりは、業界としてどうしていくべきか?今後も考えて発信して行きます。
その方は高性能な規格住宅を安価にとおっしゃっていましたが、それも発信力が問われますね。何をどう発信するか?このあたりが今後の工務店の課題ではないでしょうか。
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