自然素材を用いた住宅と空調の相性

皆さん、こんばんは。

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《《《2024年11月19日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第739号》》
明日から、東京ビックサイトで、ジャパンホームショーが始まります。

今日は、その準備とかいろいろやっていました。

さて、今日のテーマは、自然素材と空調です。

自然素材と空調の関係

自然素材と空調は実はあんまり関係がありません。

ただし、冬に限定して、そこそこの性能の住宅の自然素材の住宅の床が無垢の場合は、多分効果があるんです。

この場合は、自然素材の効果と、断熱の効果は、1:5とか、1:10になるんじゃないか?と思うのです。

空調が効いている暖かい住宅のフォロワーは、無垢の方が良いというのは、自然素材を売ってこられた肩の定番でもあります。

無垢のカットサンプルと、フォロワーのカットサンプル比べると、明らかに無垢の方が暖かく感じます。

なので、リビングぐらいは無垢の床の方が良いのだと思います。

でも、建物全体が暖かければ、そのベネフィットはベネフィットになるのか疑問です。

◆吸湿性能

また、漆喰やエコカラットに吸湿性能があると表現される工務店さんもいらっしゃいます。

これも確かに吸湿性能はあるのだと思うのですが、厚さ5ミリの漆喰の吸湿性能はどれほどでしょうか?

実際に湿度を下げる効果墓なり限定的です。

それであれば、夏はしっかりエアコンを使って、除湿して貰った方が快適で爽やかになると思います。

◆自然素材は2つの点で優れている

では、自然素材は意味が無いのか?といえばそうではありません。

2つの点で圧倒的に優れています。

1つ目 大手ハウスメーカが採用しない
    こんなことか?と思われるかもしれませんが、消費者にとってはとっても重要です。
    大手ハウスメーカの中で、木材を売りにしているのは住友林業ぐらいで、その他の会社は、積極的に使いません。

2つ目 視覚的な効果
    こっちは、しっかりとした科学ですが、視覚的効果というのは大きいのです。
    木の肌の色というのは、デザインでも使いやすいですし、癒やしの効果もしっかりあります。

ということで、自然素材はとても良いものなんですが、無垢の床だから暖かいとか、吸湿効果などあんまり科学的で無い表現を多用するのは、お客様のことを無視しているような気がします。

いろんな意見があるとは思いますけれども。

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Posted by 湊 洋一