建築は住宅以外も

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《《《2023年7月3日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第248号》》
先日のJBNの代議員総会で、国土交通省住宅局の木材住宅振興室の室長がこんな話をされていました。

非住宅の市場での木質化が今後の課題である。

現状のマーケットを見てみましょう。

これが、現在の日本の市場で住宅、非住宅の市場になります。

住宅の着工面積は近年落ち込みがありますが、非住宅はそこまで落ちて生きていません。

つまり、非住宅の需要を取り込めれば、住宅の落ち込み分をカバーできるのです。

非住宅の中身

非住宅は、1~2階、3階、4~5階、6階以上に分かれていますが。面積はこんな感じです。昨年の着工から判断ください。

1~2階  13,194 千平米 木造化率 17.0%
3階    3,608 千平米 木造化率  2.6%
4~5階  8,721 千平米 木造化率  0.2%
6階以上 6,231 千平米 木造化率  0.1%

つまり、1~2階でも木造化率はとても低いんだそうです。4階以上の木造化というのは大変ですが、1~2階というのは建築基準法の範囲であれば、それほど難しくはありません。

ここを木造でできるとかなりの大きな工事の受注も取れます。

そのための、技術は特段ありません。問題は大規模の木造は設計事務所が監修の案件ばかりなので、設計事務所の入札になる可能性があります。

そのあたりのノウハウさえあれば、基本的建築そのものは木造住宅の在来工法と極端に変わりません。2×4で建てる場合は、違う可能性がありますが、非住宅に関しては、これからどんどん木造を増やしたいというの政府の意思でもあります。

ただし、適切に入札しないと利益が吹っ飛びますんで、慎重に検討していただきたいです。

あとは、防火耐火の考え方ですかが、これは当社でサポートできますのでご相談ください。

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Posted by 湊 洋一