エアコンの不具合 銅管破損

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《《《2024年8月25日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第652号》》

正直なところ、私自身は経験がありません。

が、実際にエアコンの設置後の不具合は増えているということです。

ウレタン施工が原因?

ちょっと記憶に新しいのは、ウレタンとエアコンの不具合です。

これはもう10年ぐらい前の不具合で、今は余り問題がありません。

ですが、ウレタン液とエアコンの銅管が反応するという不具合がったそうです。

更に、特定のウレタンからは、青い液体が出たという話もあって、かなり騒ぎになりました。

最近もウレタンは施工していますし。これらの点は対策されたので今は問題がありません。

現在進行形の銅管の破損

ウレタンの生命線は、冷媒を運ぶ銅管です。

エアコンのチューブの中に、冷媒が循環しており、これが熱を伝えています。

夏は、冷気のもとなる冷たさを運んでいます。その熱で、アルミのフィンを冷やすのですが、そのパイプに破断があると、修理は難しいので交換になります。

銅は熱を伝えやすくて加工もしやすいのでとても便利な材料ですが、現場でのろう付け(溶接)は出来ません。ステンレスなどは現場での溶接ができる場合もありますが、銅管は小さい穴ならともかく、破断すると修理は難しいので交換になる場合があります。

原因は、症状によって2つあります。

応力による割れ

これははっきり原因が分かります。

振動が伝わったり、熱の乱高下により、銅材の伸び縮みなど、物理的な損傷が起こるケースが多いです。この写真のようなケースはまずありませんけれども。

これに加えて、腐食が混じる場合がありますが、エアコンの場合は、振動や熱の応力にするものが多いですね。

アリの巣状腐食

最近多くなっているのがこちらですが、銅の主成分が、化学的作用により腐食して、最終的な破断になるというケースです。

これは私自身余り経験が無いのですが、主原因は以下の通りといわれています。

ギ酸によるもの アリなどが出す酸の働き

除菌スプレー、防虫スプレーの働き

その他化学物質によるもの

直接、エアコン本体への除菌スプレーや殺虫剤の吹きかけは、将来的に銅管の破損につながる可能性がありますのでご注意ください。

そのあたりは、お客様にお伝えするのは良いことだと思います。

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Posted by 湊 洋一