医療費と断熱性能の相関
新年明けましておめでとうございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年1月7日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第76号》》》
メルマガで書いたら評判良かったので、本編でも記事を上げさせてもらいました。
テーマは、断熱性と医療費の関係です。
これまで、経済面といえば、断熱性能と冷暖房費の関係ばかりが説明されてきましたが、先日近畿大学の岩前先生のセミナーでご紹介いただいた論文を元に記事を書かせていただきます。
論文のリンク先は下記の通りです。
近畿大学 生物理工学部 藤田浩司先生 医療費を考慮した経済的な住宅断熱性能
タイトルも直線的ですよね。医療費と断熱の関係が結びつくことが理解できそうです。
これは論文の抄録というものです。論文本体は学会誌での掲載以外されないですから、入手には学会に入らないといけません。
抄録でも中身は本格的
正直な所、我々素人は計算根拠って余り関係ありません。
結論さえ教えて貰えればいいじゃないか?と思いますが、根拠も必要です。
というのは、論文を作る学者さんも学生さんも、再現するための全ての手順を明確していきます。
そして、その論文をどれだけ参照されたかが、学者さんの勲章になります。いかい引用される論文を作れるかがより基本的な使える論文かということの証になります。
まあ、その中にあるグラフを引用させてもらいますが、断熱等級が上がれば上がるほど医療費が下がるのはご理解いただけると思います。
この論文の面白いところは、医療費だけではなくて、断熱材の費用、それから冷暖房費の関係を表している点ですかね。
この論文の結論からいえば、UA値的に0.4~0.5、つまり断熱等級6が一番コスト的に良いという事です。
これはこれで正解なんだと思うんですが、この結論づいたファクターとして、断熱費と、冷暖房費の要素です。
医療費は当たり前ですが。室温が高い方が安い訳です。
断熱費は、断熱材をどう選ぶかによって変わります。
それと冷暖房費は、エアコンのシステムをどう選ぶか?がポイントになります。
あくまで、この関係を藤田先生の前提と変えていけば結論が変わるという事になるんですよね。
この辺りは別の機会に検証してみたいと想います。
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