MASS TIMBERの未来 2

こんばんは。

MX代表のみなとです。

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《《《2024年2月25日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第479》》》

全部終わって帰ります。ちょっと遠いと帰るのも一苦労ですね。

昔は、ZOOMもなかったので訪問が基本でした。シリコンバレー、オクラホマ、ミネアポリス、新竹、ペナン、シンガポールなんかも仕事をさせてもらって事があります。

今は、海外は視察ぐらいですが、そんなこともありました。

まあ、そんな昔話はともかく、CLTを含めたマスティンバーのみ来を考えたいと思います。

木材の機能

日本と海外は、岩前先生もおっしゃっていましたが、どうにも抜き差しがたい木造信仰のような物がありますね。

気を遣ったらあらわしで、キレイな表面を見せないといけないという感じです。

その為に、見た目に必要以上に気を付けないといけなくなります。

カナダは、今回見たCLTは。若干節があっても、欠けがあっても板としての昨日があれば使われていました。

木材の機能は、こんな所にあります。

軽い

重量の割には強い

簡単に切断できる

そして、CO2を固定化できる

この4つの大きな特徴があるのです。(画像は、提供:一般社団法人日本CLT協会 https://clta.jp/

その為、カナダではCLTを金属の柱で支えて、水平の構造物として使って、その上に金網を入れて、モルタルを50ミリ打つみたいな使い方をしていました。

天井は石膏ボードを張って、懐に色んな物が入るので、更にその下に照明やダクト配管などが入ります。

つまり、木材を軽い構造体としか見ていない訳です。

CLTだからといって全てが木造である必要がないというのは、その通りだなと思いました。

CLTの欠点

CLTの最大の欠点は、まだ鉄骨より割高になる事です。

あとは、火災に弱いところでしょうか?上記の例のように石膏ボードとモルタルで囲まれていると火災の心配はなくなりますが。

ところが、こちらの方が工期が早いというメリットもあって、省人化をすることで欠点は補えるのかな?と思いました。

ただし、コスト差をどう埋めるのかは施主やゼネコンの考え方次第ですね。

カナダでは2×6材が当たり前になっているので、CLTも作りやすいメリットがあります。その為、CLTの新設工場への投資発表がかなりあるということでした。

日本は、林野庁の補助金がないとなかなか使われていないのですが、今後安くなるとメリットが生かせるようになるので、もっと増えないかな?と思っています。

日本の建設現場を多様化を模索して欲しいところです。

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Posted by 湊 洋一