断熱材の悪口

おはようございます。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます。

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年2月27日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第125号》》》

昨日のブログの続きで、現在、断熱材の価格収集中です。

当社が販売できる断熱材は下記の通りです。

30倍発泡ウレタン  熱伝導率が0.022W/mKが売り

100倍発泡ウレタン お手軽で高気密が作れます

グラスウール    基本はパラマウント

EPS(発泡スチロール) 通気と断熱が兼ね備えられています

ミラフォームラムダ  普通のミラフォームも扱えますが、ラムダは熱伝導率0.022W/mK

Q1ボード      ミラフォームラムダより少し高いですが、強度と遮熱でが良い材料

この他に、MAGと旭ファイバーのグラスウール、ネオマフォームも扱えますが、価格的なメリットはあまりないので、わざわざ切り替えなくてもいいのではないでしょうか。

商品の悪口をいう

例えば、ネオマフォームですが、以前はかなり吸水しました。

ですから、未だに吸水するとおっしゃっている方がいますが、ネオマフォームの吸水はある程度抑えられています。

最近のネオマフォームの切れ端を水に浸けておきましたが、1週間経っても明らかな吸水はしませんでした。

ただし、表面は吸水して、吸水したところが若干脆くなっていたのですが、気になるほどではありません。

また、ウレタンは燃えるとおっしゃる方がいらっしゃいますが、EPSなどの石油系の材料もその懸念はあります。

実際は火の中に入れると解りますが、若干な火であれば、事故消火性といって火が消えます。火というのは燃えると酸素が無いと燃え上がらないのですが、ウレタン自体は溶けるだけで、揮発しにくい性質だからです。

ただし、2000度ぐらい(つまりガスコンロの火)の温度に入れるとガスが発生して、そのガスは燃えているように見えます。

セルロースファイバーや、ウッドファイバーも同じで、ホウ酸処理しているからといって燃えずに全部炭化するか?といえば、そうとも言えません。

この辺りは、きちんと実験しないといけませんが、2000度ぐらいの火だと燃焼します。これも量にも寄りますが。

ですが、どの材料もそうなのですが。国土交通省が定める防火試験、耐火試験を通過している材料なのです。

基本的にはどの材料も同じ条件で試験を受けていて、同じように通過しています。

試験方法もきちんとJISで明示されていまして、その試験を通っているのであれば、火災に関して問題はない事になります。

つまり、可燃物だから燃えるとか、不燃材料だから燃えないとか一概には言い切れないのです。

不燃材というのはある一定の範囲内での不燃であって、どんな環境においても燃えないというわけではありません。

組織によってはいたずらに、ある断熱材がダメだという方もみかけますが、絶対ダメな断熱材などはないです。あとは、好き嫌いで選べば良いかなと思っています。

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Posted by 湊 洋一