冬季の乾燥対策と暖房の効果的な使い方

皆さん、こんばんは。

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《《《2024年10月12日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第700号》》

とうとうこのブログだけで700号になりました!

実はその前に、断熱ブログを書いているので、会わせると1100号越えています。なんだかんだと4年目に突入しています。

さて、今日のテーマは冬期の乾燥です。

冬はどのぐらい乾燥するか?

冬は乾燥しますよね。乾燥は相対湿度で見てもそのやばさは解りません。

というのも、気温10度で、湿度40%とかってなんかそんなに悪くない気がしませんか?

でも、絶対湿度でみると少ないなというのが理解できます。

ちょっと計算してみました。

気温10度 相対湿度 60%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 5.646g

      相対湿度 50%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 4.705g

      相対湿度 40%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 3.764g

      相対湿度 30%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 2.823g

ちなみに気温が30度になると、ぐっと水分量が増えます。

気温30度 相対湿度 60%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 18.22g

      相対湿度 50%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 15.185g

      相対湿度 40%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 12.148

      相対湿度 30%   ⇒  絶対湿度(立米あたり) 9.111g

温度が3倍になると、空気中の水分量が3倍以上に増えます。

気温が、10度という冬は昼でよくある気温の空気には、湿度50%でも、なんと水分量として4.7gしか含まれていません。

これは、気温30度に換算すると、相対湿度15.5%とカラカラの状態です。

冬の快適状態

冬の室温の快適条件は、こんな感じでしょうか?

22度、相対湿度50% この時の絶対湿度(立米あたり)は 9.718gになります。

外気が10度で、相対湿度30%の場合との比較は、7gぐらいになります。

建物全体の体積は、250立米ぐらい(100平米、高さ2.5m)ですから、加湿量は250x7gになります。

1.75リットルということになりますね。

エアコン+3種換気だと半分捨てていますので、1時間に900ミリリットル加湿が必要です。

かなりの加湿量ですね。

これが、ガスファンヒーターとか、石油ファンヒーターだと燃料を燃やす反応で水が出るので加湿量が押さえられます。

でも、CO2がどーんど屋内に出るのが快適性がイマイチです。

エアコンで、3種換気の住宅は乾きます。適度な加湿が必要です!

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Posted by 湊 洋一