ハウスメーカーVS工務店論争 2

おはようございます。

MX代表のみなとです。

今日も、毎日のブログを書いていきます

工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。

《《《2023年9月23日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第328号》

この騒動というか、このような動きに加担しているハウスメーカーの中の方はいらっしゃいません。工務店さんも積極的に関与はしていませんね。

そして、工務店さんの本音は、やはりハウスメーカーで高い建物を買う施主はあんまり賢くないと思っていると思います。これは僕の感想です。

理由はやはり原価率ですね。ハウスメーカーの下請けには専業の工務店がいるので、その工務店は利益率が15%程度で受注しているはずです。

原価がAとすると、Aの1.2倍ぐらいがハウスメーカーの仕入れ、これを粗利率45%ぐらいで売っているんで最終的にAに対して、売値は2倍ぐらいになります。

工務店の場合は、Bが原価とすると、Bの1.2倍か、1.3倍での施主は買えていますので、施主にとってはお得では無いかなというわけです。

問題は、AとBの価値の差ですね。

工務店はあまりないと思っていると想像しますが、お客様に取っては、2倍ぐらいの差になるわけです。

100円均一のナイフと日本橋木屋のナイフでは価格差は100倍ぐらいあります。木屋のお客様は、100均で買おうとは思わないでしょうからね。

物の価格というのは、そういう物です。

ただし、このAとBの品質差がほとんど無く、使われているキッチン、お風呂、内装材などに違いが無い場合は話が異なります。

工務店はAも見た上で、Bに差が無く、住宅としての性能はBが圧倒的にいい場合が多いと知っているので、Aを買うともったいないと思うわけです。

論争をしている当事者

実はこの論争をしている当事者のほとんどは施主です。

つまり、施主が工務店支持とハウスメーカー支持で割れているという訳なんです。

これは当たり前で皆さんがメルセデスを買ったら、メルセデスの悪口をいう人を許せなくなるというのとお同じ構図なんですね。

ハウスメーカーを買った人は絶対に自分は正しい判断をしたと思いたいですし、工務店から住宅を買った人は工務店の方が得だといいます。

ただし、これをこれから買う人が見ると判断を迷うということにナルでしょうね。

他人は他人なので放っておけないのが人間というものですから。

ということで、これらの心理を解った上で激しい論調を見ると若いよなと僕なんかは思ってしまいます。

でも、真実は沢山あります。事実は1つですけど。真実なんて人それぞれでいいのでは?と思っているのです。

とにかく盛り上がるのは良いことですから皆さんも楽しいで行きましょう。

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Posted by 湊 洋一