高気密住宅における効果的な空調システムの選び方

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《《《2024年12月7日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第757号》》
今日は秋田から戻ってきました。

夕方知り合いの忘年会に行ってきました。全く業界外なので、何屋さんが一から説明するのが面倒くさいです。

さて、いよいよこの空調での100本ノックも明日でお終いです。

月曜日からは、普通の記事をまた書いていきます。

今日のテーマは、高気密住宅と空調です。

住宅は高気密高断熱しかない

高気密だけでは片手落ちです。

住宅は高気密高断熱が良いと思います。

高気密ってどのぐらいがいいのか?というと、断熱性能を考えると、C値は0.5以下が良いと思います。

C値は、0.5と0.2だとエネルギーのロスはほとんど変わりません。

エネルギーの差に関わる部分は、C値の1/10にしかなりません。ということは、0.2と0.5の違いは、0.3ではなくて、0.03しか違いません。

U値は、そのまま比例的に建物のエネルギーロスに関わるので、C値が1/10である事を考えると、0.5以下にしておけば、0.3も、0.2も0.1も大差ないことになります。

その意味で、C値競争は意味が無いのです。

ですが、C値が1を超えるような、ちょっとスカスカの住宅の場合は、換気が上手く働きません。

ということで、空調計画を冷暖房計画と共にする場合は、C値は0.5あれば良いと思います。

東京大学の前准教授からいただいたC値によるエネルギーロスのグラフを貼っておきます。

UA値に比べて充分小さい事が解って貰えると思います。

その上での、空調計画です。

求められる断熱性能

そして、求められる断熱性能は、断熱等級6は欲しいところです。

断熱等級5を断熱等級6にすると、168-129=30w/Kものエネルギーが下がります。

もちろん、断熱等級7にすれば、更に56w/K ものエネルギーが下がりますが、費用も高くなりますからね。

さらに、熱交換換気システムを入れるともっと省エネ出来ますが。

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Posted by 湊 洋一