GXに関わるエネルギー 地熱
皆さん、こんばんは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
感想などいただけるととても嬉しいです
《《《2025年1月3日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第784号》》
今日は箱根駅伝見てから動き出したので、いろいろ出遅れました。
毎年行っているイベントも1日出遅れました。
まあ、いつもよりもかなりのんびり出来ているので、良いといえば良いのですが。
今日のテーマは、地熱です。
地熱発電が広がらない諸条件
日本はどうして地熱発電が少ないのか?という議論があります。
というのも日本は火山国で、これだけ温泉も多いのにどうして地熱発電が少ないのか?と素人は思うからです。
地熱発電は、CO2を排出しませんし、熱源は地球ですから人類が使うエネルギーをちょっとやそっと取り出したところで、大した量ではありません。
もっとエネルギーを取り出せていいのにと思います。
日本は世界第3位の地熱資源大国でありながら、地熱発電の普及が進んでいない理由には、以下のような要因があります。
長期のリードタイム
地熱発電所の開発には、調査開始から発電所建設までに10〜15年という長期間を要します8。この長いリードタイムは、事業者にとって大きな負担となっています。
高額な開発コスト
地熱発電所の建設には莫大な資金が必要です。例えば、出力3万kWの設備を建設する場合、総額約258億円もの費用がかかります。さらに、急峻な山岳地帯にある資源へのアクセスや送電線の整備にも追加コストがかかります。
国立・国定公園内の規制
日本の地熱資源の約82%が国立・国定公園内に存在しており、自然公園法による開発規制が厳しく設けられています。これにより、多くの有望な地熱資源が活用できない状況にあります。
環境アセスメント評価の負担
出力1万kW以上の地熱発電所の設置には、環境アセスメント評価法に基づく手続きが必要です。この過程は時間と費用がかかり、開発の障壁となっています。
温泉事業者との調整
多くの地熱資源が温泉地と重なっているため、温泉枯渇への懸念から地元の温泉事業者との合意形成が困難な場合があります。
地域住民の理解獲得
地熱発電所の建設には地域住民の理解と協力が不可欠ですが、その合意形成には時間がかかります。
探査・掘削の不確実性
地下の地熱資源の状況を正確に把握することは難しく、掘削しても十分な蒸気が得られないリスクがあります。
これらの複合的な要因により、日本では地熱発電所の建設が進みにくい状況が続いています。しかし、再生可能エネルギーへの期待が高まる中、政府の支援策の強化や技術革新により、今後の地熱発電の普及が期待されています。
◆将来がある地熱発電
現在新しい地熱発電の手法の開発により、これまでより多くのエネルギーを取り出せそうな状況になっています。
ということで、今後の地熱発電の開発には注目して行きたいと思います。
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