フランスの電力と住宅基準 1
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年3月14日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第139号》》》
フランスの住宅は日本の住宅と同じように等級が存在しています。
最高等級がAで、最低はGになります。
日本の場合は、断熱等級1が無断熱で、断熱等級7まで存在しています。
7段階なのは同じですが、中身については少し違うようです。
日本の場合は、2025年から断熱等級4が義務化されますが、フランスの場合は少し違うようです。
実はこのフランスの住宅事情を解説する映像を作ろうと思っていまして、そのネタ作りで色々調べています。
その過程をちょっと書いておこうというのが本投稿です。
パリと東京の違い
パリというのは、誰でもご存知だと思います。あのパリです。
私もこの会社をはじめて3、4回参りました。展示会に行く事が多いですね。
パリと東京は夏以外よく似ています。
このグラフを見るとお解りですが、真夏の暑さは日本は海に囲まれているのでかなりのものです。それに対して欧州は、どこも涼しいのです。5度以上涼しい感じですね。
真冬は乾燥していて、寒いのは同じです。
降水量も圧倒的にパリが少ないので、全体的に乾燥していますね。
結論からいえば、パリと東京はパリの方が夏涼しくて、冬は同じような天気とも言えます。
パリの様に最高気温が30度行くか行かないかだと、冷房が必要ありません。外気温がこうなので、日射さえ上手く遮れば、屋内はそれほど暑くならないからです。
湿度も低いので体感温度は東京よりも7~10度ぐらい低い感じです。
そのパリが、昨年は熱波で40度を連日超えました。もともとそんな感じで涼しい夏なので去年の熱波は暑かったでしょうね。実際に死者も沢山出たようです。
普段は暖房は必要だけど冷房が必要ないというのがパリなのです。
フランスの電力事情
そのフランスはご存知の様に原発大国です。
余った電気代をドイツなどに販売しているぐらいです。
そのフランスの電気代は、ロシアショックなどもあって高騰しています。
卸値はこんな感じで推移しています。
その結果、家庭の電気代はこんな感じで値上がりの一方です。
1Mwh当たりが30ユーロ前後だったのが、1150ユーロまで急騰して、現在は170ユーロぐらいです。1kwhにすると1/1000ですから、1ユーロ140円ぐらいとすると、1kwhあたり4円前後だったのが、一旦40倍になって、それが6倍で落ち着いているという感じでしょうか。
現在は1kwhの卸値で24円前後になっています。
小売りは契約に寄りますが、1つの例としてみてください。
2010年で1kwhあたり13セントだったのが、21セントぐらいになっています。日本円に直すと、18円ぐらいだったのが、30円ぐらいと2倍までいきませんか、かなりの値上がりです。
これは、多分伝巣が政府の援助的なものが入っていると思われます。卸値が23円前後なものを30円で販売していてはなかなか収益にならないからです。それに、上にはねた時のコストは参入されていませんし。
とここまでで今日は力尽きました。実際の住宅の基準は明日お伝えします。
続きは『フランスの電力と住宅基準2』へ
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