値下がり続ける燃料
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます。
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年6月7日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第222号》》
以前、LNGが下がっているよという話を書きました。
ここでも触れたのですが、LNGがコロナ前の水準になっています。
そして、原油もWTIという代表的な数値で一昨年の120ドル台から、とうとう70ドル前後に下がってきました。
実は、ロシア産の原油はもっと安く売り買いされているので、ロシアはそんなに儲かっていないはずです。
ウクライナ侵攻が始まった直後は、原油が100ドルを超えていたので、生産量は落ちても全体の売り上げは上がるという現象が起きていました。
その後、ロシア産原油は、日本や欧州から姿を消したのですが、トルコ、中国、インドなどグローバルサウスといわれる新興国に変れるように組み変わりました。
実際には、インド経由で欧州にかなり石油加工品が流れているので、欧州も解っていてロシア産の原油を輸入しています。
ロシアと欧州は近いのもあって、意識は近いですからね。
6月になって、フランスはこんなことを言い出しました。
仏大統領の「ロシアに屈辱与えてはならない」発言に、ウクライナが反発
とにかく、ロシアには欧州にとどまって欲しいと願っている事がなんとなく解ります。
今後、経済が冷え込む?
この流れで怖いのは、実体経済の停滞です。
もしかすると中国は、かなり痛んでいるのではないかな?と思うことが多いです。
その結果燃料の需要が落ちているというわけですね。
実は、サウジが勝手に減産を決めました。
それでも、原油価格は上がっていかない現在の苦境があります。アメリカの景気も、中国の景気も踊り場を迎えています。日本だけが少しいい感じですね。
この現状を踏まえて、燃料価格の高騰を理由に値上げを申し出る企業が多いのが、正直なところ理解ができないのです。
グラフを見てもらうと解るのですが、欧州のLNGとか原油価格は急落といっていいほど下がっています。
WTIが60ドル台に入ると、ロシアに続いて、サウジも赤字になりつつあります。というのも、WTIというのはあくまでスポット価格であって、契約はこの推移を踏まえつつも、更に長期価格を加味して、価格を決定します。
これが、今夜下がると産油国の景気は一気に冷え込むでしょうね。
もしかすると、原油価格を上昇させるための中東戦争の引き金になったりするかもと思ってしまいます。
いずれにしても、燃料価格は下がり続けていますので、値下げ交渉には賢く対応して欲しいともいます。
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