お客様の気持ち 性能について
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年7月19日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第263号》》
今日は、1日展示会場で色々商談をしていました。
当社の今回のブースは入り口横でした。凄く良い場所で驚きましたね。
今回は断熱がメインだったのですが、面白い現象が起きていました。
来る人、来る人これからは断熱改修だ、高性能だとおっしゃっているわけです。
実はお客様の2割ぐらいは、ご自分で凄く勉強されて色々質問してくださるのですが、残りの8割は全く違うことを考えています。
大部分のお客様の気持ち
断熱+日射の制御というのは、とても簡単だと僕は思いますが、お客様に解るように説明するってかなり難しいと思いませんか?
断熱性能に関しては、UA値でOKですが、そのUA値の意味を完璧に説明できる方はどのぐらいいらっしゃいますか?
色々疑問に思う、僕みたいな変態チックな知りたがりならともかく、一般の経営を考えて、集客も、スケジュールも、次のお客様の準備もしないといけない経営者は、詳しいことを勉強するのは難しいですよね。
そうなんです。
お客様はもっとどうでも良いと思っています。
我々が性能、性能と言うから、そんなものかなと思っているだけで、8割のお客様はどうでも良いのです。
ですが、ただどうでも良い訳ではありません。
車に例えるとわかりやすいです。
我々は車を買うとき、どこのタイヤをはいているか気にしません。
ブリジストンでも、ハンコックでも、ミシュランでも何でも良いと思っています。
ただし、スポーツカーを買うときは別ですよ。フェラーリ、ランボルギーニ、ロータス、マセラッティなどは、その自動車の純正タイヤかブランドタイヤをはいているでしょうね。
ですが、プリウスやフィットを買うときに、どのタイヤをはいているか確かめません。
ですが、もし、そのタイヤが4本とも2000kmぐらいでパンクしたら?常に変な音がしたら?意外に思ってがっかりするし、そのカーディーラーに文句の1つも言いたくなるじゃないですか。
それと、断熱とか住宅の性能は同じなんです。
お客様は、ローコスト住宅を買うときも、高級住宅を買うときも、断熱は気にしない人は全く気にしません。
ですが、新しい住宅を買えば、勝手に温かい家になるだろう、断熱はプロが判断してそこそこの性能になっているだろうと勝手に思っています。
それが、予算がなかったから断熱等級4以下ですといったら、がっかりする訳です。
自分の買い物は失敗だった、工務店選びは失敗だったと思います。
その意味でも、最低限ある程度の住宅を建てておかないとお客様の気分を損ねるという訳です。
是非その点を検討いただいて、プロとして賢明な判断をお願いいたします。
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